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2011年09月04日

4継世界新と残念マラソン

トラック&フィールドのフィナーレはマイルリレーという慣例を破って、スーパースターのフィニッシュが絵になる4継(400mR)を最後にもってきた世界陸上テグ大会。
複雑な思いはありましたが、大会最後にして唯一の世界新記録を見せつけられてはなんともいいようがありません。ウサイン・ボルトとジャマイカチームに脱帽です。最終日のデイリープログラムの表紙はボルトだったようですが、もう関係ありませんでしたね。
(これで100m世界歴代3位のアサファ・パウエルを欠いている布陣です。ロンドンは夢の36秒台かもしれません。アメリカの3走パットン選手の大転倒も仰天でした。)

翻ってわが日本ですが、バトンがアンダーハンドかオーバーハンドとかいう以前に個々の走力を高めないことには、世界との距離は広がるばかりでしょう。

そして、午前のマラソンです。団体銀メダルは健闘なのでしょうが、アフリカ勢にあれだけ圧倒的な力の差を見せられて果たして世界の2位と喜んでいものかどうか・・・、とても複雑です。表彰式でふれられていましたが、あのメダルは世界選手権のメダルではなく、マラソンの「ワールドカップ団体」としてのものだとか。でも実際、入賞と団体にしか現実的な目標は置けないのが現状です。なんとか頑張れニッポン!


そして、競技以上に落胆したのがテレビの中継放送でした。女子の時もそうだったとは見聞きしていましたが、レース後半の大事なところで、先頭ではなく後方の日本選手の映像ばかりを流していました。おかげで先頭集団がどこでどのようにばらけていったか、揺さぶりのペースアップやスパートがどう展開されたのかが一切わかりませんでした。こんなマラソン中継があっていいものかと、怒りを通り越して悲しくなりました。自国選手の動向はもちろん気にはなりますが、あくまで世界一を決める大会です。放送ブースでは国際映像と自局の映像を同時にモニターしているので、実況だけはトップの情報を流したりしてそれも残念でした。独占放送と謳うなら、何よりまず競技最優先であるべきです。

最後のリレーはうまく行きましたが、フライング一発失格の問題にしろ、メディアやスポンサーの傲慢が競技そのものの首を絞めるようなことはあってはならないはずなのです。しかし諸々の現実はカネの沙汰次第というところは否めません。

私のごとき一小市民の声などなんの力も持ちませんが、スポーツを愛するものの一人として、ただ純粋に最高のパフォーマンスを見せてほしいと願うのみです。

来年のロンドンオリンピックへの期待(世界)と不安(日本)を抱えつつ、韓国テグ大会は終幕です。ロンドンへの道ということで、明日からは女子サッカーなでしこジャパンに注目を移していきたいと思います。


Posted by ちん at 22:09│Comments(0)
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