個別メンテナンス

ちん

2009年01月24日 08:07

車で通りがかりの道沿いにあるレクサスのショールームに、ついにデビューしたハリアーの進化版、RXが展示してありました。
500~700万円の買い物ができる方は、冷え切った経済浮上のためにもじゃんじゃん買ってほしいと思います。
私はまず、その1/10の中古車を目指さないと…


比喩的にでも人のことを中古というのは失礼ですが、年季が入ってくると人間の身体は機械以上に適切なメンテナンスの有無でコンディションが大きく変わります。運動に限ったことではなく食生活や嗜好品、生活リズムなど全般に言えることですが、メンテナンスフリーというのは望ましくありませんね。

私のクライアントさんの中には、いわゆる後期高齢者の方もいらっしゃいます。それこそ週1回のメンテナンスを入れるようになってから、ぐんぐん調子を上げてこられています。

一方、ある時間帯にパーソナルで使用する公共施設で、週に1回10名ほどの高齢者の運動教室とご一緒することがあります。
指導者の方も含め、全員60代~70代とお見受けしますが、1時間ほど体操やエクササイズに取り組んでいらっしゃいます。
元気な声が響き、笑顔も多い楽しそうな雰囲気なのですが、惜しいかな皆さん体軸がとれていません。

高齢者のコンディショニングは、緩めるべきところを緩め、締めるべきところを締めておかないと逆効果になることがあるので、とてももったいないなと感じてしまいます。あぁこのおばあちゃんはあのエクササイズは止めといたほうがいいのになぁ…といった気持ちになってしまうのは仕方のないところです。

こういった活動に限らず、学校のクラブ活動やフィットネスクラブでも、さらには競技スポーツの現場でも、画一的なプログラムサービス展開に終始している例がほとんどでしょう。それもひとつの大事な選択肢として尊重しながら、やはり運動の基本原則である個別性を重視したパーソナルな取り組みに、もっと注目が集まるようにしていかなければならないと思います。

そのためには、とにかく私たちパーソナルトレーナーが一つづつ成果を上げ結果を出していくしかありません。

寒さなんて吹き飛ばして、頑張っていきたいと思います。

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