体軸確保の各種修正手技の写真がクラブに掲示してあるせいか、こういったことを聞かれます。
「先生は、何をしてくれる人なの?」
「身体をいい状態にセットして、トレーニング(運動)の効果を高めるお手伝いをさせていただきます。」
というふうに答えますが、その心は以下の通りです。
JHCA:日本ホリスティックコンディショニング協会HP、「−ホリスティックコンディショニングとは−」より
なぜスポーツや運動指導の現場なのか
一般人のフィットネス(コンディショニング):
日本人の6人に一人は糖尿系半健常者であることが指摘されています。このような方には薬での
治療だけではなく、運動指導が大切であり、簡単な運動プログラムで大きな効果を示している例
は多くあります。 しかし、現在の保険点数制の下での診察医療では、運動指導は十分に行えま
せん。また、半健常者に共通する脊椎―骨盤の歪みは、整体院や治療院で修正できても、運動
指導を実践することはできません。 歪みを正し、適切な運動指導を行えるのは、フィットネスクラ
ブなど体育施設のトレーナーの方々です。スポーツ現場にいる指導者が、これからは半健常者も
含めて適切なアプローチを行う時代に入っているのです。
アスリートのフィットネス(コンディショニング)
アスリートは、練習に励み、身体を鍛え、勝利への強固な意思をもって、試合で優秀な成績をおさ
めるために努力をしています。しかし、期待に反して敗れ去っていく競技者は、枚挙にいとまがあ
りません。敗因はいくらでも挙げられるでしょう。「技術面では優っていたが、パワーで負けた」
「精神力が弱い」「ピーキングに失敗した。ベスト・コンディションで臨めなかった・・」など――。
しかし、その多くに『体軸の歪み』『筋弱化による全身のパワー低下』などが関わっており、ほとん
どのアスリートが自覚することのない機能不全を指摘されることはありません。また、アスリートの
コンディショニングにとって、選手生命をも脅かしかねないオーバーワーク症候群は、ほとんどの医
療機関でも治療院であっても、その予兆を見出し適切に対処してくれることを期待できない状況に
あります。
このような問題を見つけ出し、適切に対処してくれるのは、スポーツの現場で活動する指導者で
なくてはなりません。選手の運動フォームの変化や動きの違和感、パワー発揮能力に到るまで、
適確に判断できるのはコンディショニング・トレーナーをおいておりません。選手に生じた小さな問
題を放置して競技パフォーマンスを低下させないようにするのが、指導現場をあずかるコーチや
トレーナーの重要な責務でもあります。
したがって、運動のやり方を指導するだけではなく、また外傷・障害に対処できる能力が高いだ
けではなく、事前に機能異常を感知して、大事に至る前に対処できることが求められているのです。
そのためには、スポーツの現場で対処しなくてはならないのです。
引用ここまで
こういうことなのですが、簡潔にかつ的確にご理解いただけるよう説明ができないといけませんね。
「ほぐし屋」ではなく、
「トレーニング指導を第一義とするトレーナー」として
現場で皆様のお役に立てるよう、さらに精進していきたいと思います。