長く指導をさせていただいている方と朝の世間話をしていて、おもしろい話題になりました。
かぼちゃの絵を描いたところ、本来丸い形のものを、ナスのようにねじって描いていたそうです。
お仲間に指摘されて初めて気がついたらしく、ご本人には曲がって見えていたということでした。
ちょっとピンときたので、ひとつテストをしてもらいました。「利き目」のテストです。
2mほどの位置にボールを置き、両手の親指と人差し指で三角のフレームをつくってその真ん中に
ボールを見るようにします。そのあと片方づつ目を閉じて、目に入るボールが両目のときからズレが
出るか、そのズレはどの程度か、ということで利き目を判断し、その左右差も調べます。
この方の場合、利き目でないほうの目だけでみると、フレームからボールが消えてしまうくらいに
左右差がありました。姿勢チェックでも、頸椎右側屈で頭が右に傾いています。いろいろと考えて
修正を試みました。
約1時間のセミパーソナルセッションの終わりに、再度テストをしてみたのですが、かなり左右差が
なくなっていました。結構狙いどおりで嬉しかったです。
「これだけのことでこんなにも変わるものなんだ」と驚いていらっしゃいました。でも、姿勢や動きの
クセなど長年のマイナス要素の積み重ねが、多くのトラブルの元になっているんですよね。
この方の場合はセミパーソナルのアプローチのみですし、身体には触れないセルフエクササイズが
基本となっています。継続的に本格的なコンディショニングができれば可能性はもっと広がるかも…
という気になりました。
メタボリックシンドロームだけでなく、アンチエイジングなど様々なシーンにおいて、コンディショニング
トレーナーの存在意義は将来ますます大きくなっていくに違いありません。そうしていかなきゃ。