タイトル/著者名変更

ちん

2010年03月15日 21:57

覚悟はしてましたが、昨日今日と灰雨の直撃を受けてます。


さて、久しぶりに市内中心部の本屋さん(医学書が充実)を除いた時のことです。
目についた1冊がありました。

『カパンジー機能解剖学』

ん??どこかで見たタイトルだなと思ったら、表紙にちゃんと書いてありました。

「本書は、『カパンディ関節の生理学』を改題したもので、内容に変更はありません。」

カラー版として、全3冊セットの3冊目(第2巻下肢編)が出るのを機に、タイトルも変わったようです。内容的に、確かに機能解剖学のほうがしっくりきます。

それよりも、気になったのは著者名の表記まで変わっていたことです。
フランス人医師のAdalbert I. Kapandji氏、これからは「Dr.カパンジー」なのですね。「カパンディ」で慣れているだけに、ちょっと切りかえづらいです。

人名については、別の本でも以前から気になっていたことがあります。徒手筋力テストの名テキストである「筋:機能とテスト‐姿勢と痛み」の代表著者ケンダルの名前は「KENDALL」ですが、この名前は普通、「ケンドール」と訳すことが多いと思います。今さら・・・ですけど。

最初に紹介された訳を後から変えるというのは大変なのでしょうね。BARKLEYさんだとバークリー、バークレー、バークレイなどと表記できますし。いつだったかは覚えていませんが、ヘボン式ローマ字の「ヘボン」が、大女優オードリー・ヘップバーンの「ヘップバーン」と同じ「HEPBURN」だと知った時には驚きでした。

最近ではテレビなどでも、中国や韓国など漢字圏の方も含めて母国の原音に近い発音を心かげるようですね。人の名前は難しいです。


ところで、「カパンジー」さんの本ですが、恥ずかしながら私まだ保有しておりません。カラー版が3巻揃ったら買おう・・・と思っていたのですが、今月末に出るようです。
3冊セット21,000円也。確かに一生モノですが、どうしましょう・・・

関連記事