「重いコンダラ」系トレーニング!?

ちん

2007年11月05日 22:14

2回目の目撃だったので、触れておこうと思います。

ラットマシンのアタッチメントを「ロープ」に付け替えて、そのロープの端を
バットのグリップに見立て「バットスイング・プルダウン!?」をなさる
男性がいらっしゃいます。

それはそれは重そうで、もちろんフォロースルーなんてとれません。
たぶんマスコットバットスイングなどの比ではないでしょう。
歯を食いしばってめいっぱいのダウンスイングです。[emoji:v-91]

そんなわけで・・・

この動きがどんなに重い負荷でできても、バットスイングのスピードは上がらないでしょうし
神経−筋システムに狂いが生じてかえってスイングは鈍くなるでしょう。

同様に、チューブ負荷での偏ったトレーニングで神経−筋回路が乱れて
走りのリズムを崩してしまったスプリンターを知っています。

競技に即した動きというのものは、神経回路に沿ったキネティックチェーンを
強化することで高められます。
根性でなんとかしなければいけないことというのも確かにありますが、
こういうことは「ど根性」だけではどうにもなりません。

ただの力持ちになるのが目標ではないはずので、そこの気付きを持てれば
ひとつ上のトレーニングになると思うのですが。

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