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2010年11月19日

BMI35以上で手術って!?

『アメリカンスーパーダイエット』(柳田由紀子 著 文藝春秋)という本の中で、アメリカには著者が「ふとんのよう」と評する病的肥満の人がたくさんいると紹介されています。その数は成人の6%近く、1300万人以上というから驚きです。

アメリカでこの「病的肥満」というのは、体重(kg)を身長(m)で2回割ることで算出されるBMI指数が40を超えるか、理想体重を45kg以上超えた状態だそうです。
上記の本の表紙にも、確かに「ふとんのような」水着姿の女性で笑顔がはじけています。(同書内で紹介されていますが、太った人専門のシンクロチームだそうです!)

バラエティ番組などでも映像を見たこともありますが、太りすぎて身動きが取れなくなり、家の壁を壊して救助された男性は、身長182cmで508kgと、そのBMIはなんと153になってしまいます。

前述の本には、胃を切除して腸とつなげるバイパス手術や、胃をラップバンドで縛って小さくするという手術なども紹介されていました。元大関のKONISHIKIさんも、同様の手術で減量されていましたよね。彼も確か、最大300kgオーバーでした。

こういった高度肥満の手術は、それこそ前述の柳田氏のいう「ふとん系」の方が対象で、まず身近にはそうそうないだろうと思っていました。ところが、今日の新聞報道で驚きの記事を見つけました。

「肥満度35以上で治療手術 学会が基準、推定30万人」 

日本肥満治療学会というところの発表です。食餌療法などの効果が見られないという前提ながら、BMI35以上という基準になったそうです。
さらに怖いのは、糖尿病や高血圧、高脂血症、肝機能障害、睡眠時無呼吸症候群などの治療目的なら、なんとBMI32で手術もありになるということです。

実は私、このラインになると当てはまってしまいます!
JHCA日本ホリスティックコンディショニング協会の公認資格試験には実技試験もあり、全員が体重当たり一定の設定重量を挙上しなければなりません。一応それをクリアし、「試験で最も高重量を挙げた男=最も体重が重い男」ということも知られています。もちろん「ふとん系」ではありませんけど。

一方では人さまの健康づくりのお手伝いをさせていただく立場で、また一方ではお医者さんから手術を勧められかねない立場だとは・・・個人的には、BMI32で外科手術なんて信じられません。いわゆる「デブキャラ」タレントさんたちはほぼ全員手術対象になってしまいます。

いっときほど「メタボリックシンドローム」については言われなくなってますが、いわゆる「ダイエット」企画はテレビや雑誌、様々なメディアで途切れることなく繰り返されています。もちろん一般的なガイドラインからいけば境界線をまたいだところにいるということは自覚しているので、フィットネスクラブを離れた理由の一つもこういった一般論から自由でありたいと思ったことが、実はありました。

身体の声をきき、細胞が欲する食べものを摂るようにして、2年ほどになります。この秋くらいから、獣肉を欲しなくなるなどまた大きな変化が出てきていますが、来年くらいには身体にも変化が出てきそうな気がしています。トレーニングもその量や質が少し変わってきていますし。

自分自身では今の自分を十分肯定していますが、クライアントさんや同業の仲間に妙な風評などの影響が出ないように、いつもふれている「体軸のとれた身体」だけでなく見た目的にもそれなりに説得力のある身体づくりはしていこうと思います。BMI25~30の「過体重」クラスにはしようと思います。

何より、「鎮寺さんあんた手術です!」なんて言われたくありませんから。


Posted by ちん at 23:22│Comments(0)
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