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Posted by チェスト at

2010年03月10日

杜氏のプロフェッショナリズム

3月半ばの南国鹿児島なのに・・・、雪とみぞれが吹雪きまくった一日でした。

パーソナルを受けに、最寄りの公共施設まで自転車を使われる方がいらっしゃったので気が気ではありませんでしたが、奇跡的にセッション前後の時間は天候が落ち着き、青空やお日さままで見られました。私も晴れ男ですが、この方もきっと晴れ女なのでしょう。お帰りの時も青空で何よりでした。


昨日放送のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」、見入ってしまいました。好きな番組ですが、特にこういう職人さんの回は必ず惹き込まれます。
石川の酒造り杜氏、農口尚彦さん。御年七十七歳でしたが、眼光、肌のツヤ、もちろん体軸も、素晴らしかったです。

米、酵母菌、麹、水、どれも生きています。生きものとの真剣勝負という意味で共感できることも多く、自然と気合いが入りました。

農口さん曰く、プロフェッショナルとは、
「自分に厳しいこと。ひとことで言えば。
 追求しようと思えば、自分に厳しくないとね。」


60年の積み重ねによる、なんとも重みのある言葉です。

妥協せずひたむきに、謙虚に愛情をもって夢中になって一生向き合う。

簡単ではありませんが、憧れる生きかたです。



からだ職人の道は、まだまだずっと続きます。日々是精進です。

  


Posted by ちん at 21:33Comments(0)書籍・番組

2010年01月25日

輝かしい10代アスリート

夕方の地震、ちょうど図書館の書棚の前に立っていて、かなりの揺れを感じました。一瞬「脳が揺れている!?」と思いました。震度3くらいかな、と予想しましたが、鹿児島市ではその通りだったみたいです。


さて、昨日の夕食時にテレビをつけ、ニュースで取り上げられる某政党幹事長の悪代官顔を避けてチャンネルを選んでいると、プロゴルファー石川遼くんとプロ野球ライオンズのルーキー菊池雄星くんの対談をやっていました。

いつもながら遼くんの落ち着きぶりは際立っていましたが、雄星くん(登録名も「雄星」だとか。源氏名登録花盛りですなぁ…)のいかにも野球少年的な口調が印象的でした。

共通していたのは、自分の競技に対する向上心と探究心ですね。2人ともよく勉強してます。

「骨盤と肩甲骨の連動」なんていう言葉が、18歳の口から聞かれるんですから。遼くんは専属の個人トレーナーさんと計画的に身体をつくっているようです。プロ野球選手だと、新人からそういう希望は厳しいのでしょうね。いわゆる強制的スパルタ鍛練だけは避けてほしいと思います。ライオンズの渡辺監督は育成に定評がありますし、同じ左腕の超ベテラン、工藤投手も今季から古巣に復帰しています。きっと大きく育ててくれるでしょう。


ちなみに石川遼くんについて、ひとつ驚いたことがありました。
あれだけいつも気の利いて大人びたコメントをする彼が、雄星くんとの会話の流れでつい、「お父さんに・・・」と言っていたことです。彼ならいつでも「父に」と口にすると思いこんでいたのでびっくりでした。

いい大人の芸能人などが口にする「お父さんが…」「お母さんに…」を耳にするたび、いつもじわっといやな感じがするのですが、遼くんの場合は「お、惜しい」と思ってしまいました。ひいき目すぎますね。

演歌歌手のジェロくんも、外国人でも演歌を歌うなら「おかあさん」「おばあちゃん」ではなく「母」「祖母」と言えるようになれば、今よりもっと応援します。


話があっちこっちしましたが、スケートの浅田真央ちゃんも含め、この世代にはとてつもないパワーを持った若者が次々と現れますよね。各ステージでの活躍が今から楽しみです。

おじさんも負けないように頑張ります!


  


Posted by ちん at 22:22Comments(0)書籍・番組

2010年01月14日

た、た、隊長~~

昨日からの雪で山間部は大変だったようですが、今日は平野部ではそれほどでもありませんでした。ただ寒かったです。冷え込みはこの冬一番だったようなので。
考えてみれば、東北・北海道などの方はこんなものではないものすごい寒さや雪と暮らしているわけで、本当に大変だと思います。一方で、台風に備える感覚や対応力は、北と南で逆なのだろうなと思いました。
ニッポンは広いです。


さて話は変わりますが、おととい福岡セミナーを終えて宿に戻り、テレビをつけるとビートたけしの健康番組をやっていました。腰の痛み、肩の痛みなど、お医者さんや各分野の専門家の意見を参考にいろんな対策を紹介するという、よくある内容でした。

これまたよくある体力チェックテストもいろいろありましたが、きっとそれらを考えたお医者さんって、自身はまず運動しないんでしょうね。愁訴のある中高年者ができるとはとても思えませんでした。
(目的通り正確に!)

まぁ、突っ込みどころはこのほかにも、笑ってしまうくらいたくさんありました。

極め付けの一つだけを挙げておきます。

腰痛対策のコーナーで、かのブートキャンプビデオで一世を風靡したビリー隊長(現在日本在住なんですって)が、なんと「腹横筋」「馴染みがない筋肉だ」「よくわからない」と言っていました。

翻訳や演出の問題もあるのかもしれませんが、まさかのアンビリーバブル発言でした!!腹筋割れりゃいいのかい?と思いましたもの。

いうまでもなく、腹横筋はお腹の深層部にあるいわゆる「インナーマッスル」で、一般にもかなり浸透している「コアトレーニング」ではもっとも外せない筋肉です。


メディア・リテラシーといわれますが、健康・フィットネス番組の読み解きもとても大事です。身体にとって本当にいいものなのかどうかをしっかり読み解いて、少しでも誤解のないように皆さんにお伝えしていくことも、私たち現場のトレーナーの仕事だと考えています。  


Posted by ちん at 21:44Comments(0)書籍・番組

2009年11月12日

「AからZずい」ないもけん

灰流しの雨の翌日、早速の降灰直撃でしたが、その立ち上る灰や周りの雲がなんとなく龍の形に見えました。見上げるたびにそんな感じで、今日1日で3回は龍を見た気がします。
・・・と、少しでも前向きなイメージでとらえようと思います。


さて、前回に続いて書籍の話題です。
私はビジネス書というものをほとんど読みません。理由はいくつかあります。まず一般にビジネス書というのは都市圏のそれこそまさに営利追求資本主義ベースというものがほとんどで、田舎で直接参考になるものではないこと。特に成功事例やハウトゥーものならなおさらです。
それよりも大きな理由は、個人的に「金儲け本」というのに単純に魅力を感じないということです。

いやいや、もちろんお金は大事ですよ、アヒルやネコが言うように「よ~く考え」なくても。(ネコは言ってないか…)

そんな私ですが、書店で平積みにされていた1冊の新刊書に目がとまりました。


『利益第二主義』  過疎地の巨大スーパー「A‐Z」の成功哲学
 牧尾英二著 ダイヤモンド社

そうです、鹿児島ケンミンなら誰もが知っている(先日も某ケンミンショー番組で紹介されてましたね)、あの巨大スーパーの社長さんの本でした。(私も3号店の隼人店には2回ほどいったことがあります。ハイ、とにかくでデカいです。)

タイトルに魅かれて、自然に手にとっていました。表紙カバーの裏に、本文からの抜粋でこうありました。
(前略)それならば、儲けを優先するのではなく、地域の生活者を優先しよう。都会から見放された過疎地でも、人々が便利に生活できるようにお手伝いできないか。道路、上下水道、電気などのインフラと同じように、小売業という立場から「日々の生活のお手伝い」ができないか。そのために身を投じてみようと決意し、覚悟を固めました。

表紙カバー裏 ‐本文より抜粋‐欄より引用


地方の過疎地に超大型店を出店させようとした動機や、第一号阿久根店でのさまざまなエピソードの中からも、上記のように「利益第二主義」で、徹底した生活者本位、消費者本位の取り組みが盛りだくさんに綴られています。

「効率主義」「営利主義」「資本原理主義」、などなど、鹿児島ではそれほど肌で感じなくても、メディアに乗る情報にはいかんともしがたい違和感を覚えていました。

田舎の過疎地だからこそできる、逆にやらなければならない取り組みというものがあるんだということをあらためて教えられました。


パーソナルコンディショニングトレーナーとして、私も常々「お客さま本位」を旨としているつもりではありますが、まだまだ至らぬ点が多く、結果としても成功しているとはいえません。大事な勉強会に参加するための資金も、残念ながら急ぎの支払いに回さざるを得なくなってしまいました。生活していく上での結果は出さなければなりませんが、厳しい現実に阻まれています。

とはいえ、自分の中では信じる道を前向きに進んでいるつもりです。牧尾社長のこの本にも、こうありました。
 「正しきによりて滅ぶるものあらば滅びてもよし。断じて滅びず」 



・・・薩摩の先人のことばに勇気づけられました。  


Posted by ちん at 22:09Comments(0)書籍・番組

2009年09月29日

ベストセラー本にびっくり!

帰宅してPCを開いたら、大量のメールが届いていて驚きました。ジャンクではなくほとんどがしっかりした要件のものだったので二度びっくりです。仕事の依頼もありました。ありがたいことです。

さて、鹿児島の地元紙、南日本新聞では日曜日にブックレビューが載ります。そこで鹿児島と東京のべストセラートップ10が紹介されるのですが、おととい9/27付のランキングをみてびっくりしました。

東京の有名書店J堂本店のデータとして、第10位にランクされていたのは、この本でした。


『カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典』
左 明・山口典孝共著 石井直方監修 西東社 

確かに、書店で最初に見かけたときに手にとってみて、わかりやすいなぁと思いました。CDイラストもわかりやすく、筋肉の起始・停止から作用までしっかり書かれていて、それこそ表紙にあるように「医療関係者・スポーツ関係者必読の1冊!」だと思います。なんといっても1,500円(税抜)という安さがたまりません。解剖学の専門書でこのくらいのものだと、1万円前後しますから。


東京にはにわかに筋肉ブームでも沸き起こっているのか!?と一瞬不思議に思いましたが、時期的なことを考えてみて、おそらく上記のようなお手ごろ感からスポーツ関係や医療関係の専門学校や大学などが資料として指定図書にでもしたんだろうなと思います。もち運びも手軽にできますし、学生さんにはまさにもってこいの1冊です。

鹿児島にもある大手Kの國屋書店ではトレーニング・フィットネスのコーナーに1冊も置いていなくて、おかしいなぁと思っていたら、ちゃんと医学書のコーナーにどどっと並んでました。鹿児島にもこの波はくるのでしょうか?

えらそうなことを言うようで恐縮なのですが、この頃はトレーニング本なども核心をついたというか、本質的なテーマをしっかり扱う本が多くなったなぁと嬉しく思っています。時代が本物を求めるようになっているんでしょうね。

読書の秋です。さらにいい本をたくさん読んでいこうと思います。

ちなみに、今日購入した本命の1冊は、こんなのでした。  


Posted by ちん at 23:30Comments(0)書籍・番組

2009年09月17日

筋トレが女性らしさを作る!

村上春樹の『1Q84』、BOOK3が出ることが著者の村上氏本人のインタビューで明らかになりました!来年夏をめどにということなので、待つ楽しみができました。

その『1Q84』の主人公の一人は<タフでクールな青豆さん>でしたが、彼女の表の顔は、優秀なフィットネスインストラクターであり整体マッサージ師でした。

そんな彼女も参考にしそうな?、女性のためのトレーニング本が出ています。


『ウーマンズ・シェイプ』   株式会社フィットネススポーツ社 1,000円

「鍛えた女性は美しい」「女性も鍛える時代」がコンセプトの、「自分で理想的な美しいカラダを創る女性のための新しいトレーニング専門雑誌」、だそうです。

様々な競技の第一線のアスリートの皆さんやフィットネスインストラクターさんの記事が、鍛え上げられた見事な肉体の写真とともに盛りだくさんで紹介されています。
この本には「お手軽~」「1日〇分」「〇〇するだけ」…なんていうフレーズは出てきません。全く逆で、手間暇かけてしっかりと身体をつくり込むことの大切さが満載です。美しいです。

個人的には、40歳で初産を経験された「ボディフィットネス界のアラフォーママ」森弘子さん(私と同い年!)と「筋肉博士」でお馴染みの東大教授石井直方先生との対談記事が特に女性にお勧めです。ほんの数ページですが、巷にあふれる「ダイエット」本よりはるかに示唆に富んでいると思います。

憧れや目標にするべきカラダの持ち主が、きっと見つかると思いますので、女性アスリートにフィットネス愛好家の皆さんは必読ですよ。

  


Posted by ちん at 22:56Comments(0)書籍・番組

2009年07月16日

現場でチェック

今日もエアコンなしの出張パーソナルで汗だくになりました。運動して描いた汗と勘違いしないように、トレーニングはトレーニングでしっかりやろうと思います。

さて突然ですが、カタログやウェブサイトで商品をチェックしていて気に入ったものが見つかりそれを買おうと決め、いざお店に出向くと別のものを買っているということはありますか?

この間の「ウチくる?」で、ゲストのゲストで来ていた川合俊一氏が、奥さんのバッグ選びで同じようなことを言ってました。決めてたんならさっさと買いなよ、という感じで。

でもこれ、私もよくあります。
買い物をする際は、自分にとっていいもの、プラスとなるものであるかどうかを必ずチェックしています。いいものという反応であればさらに、今この時に買うべきかどうかをチェクしています。そこまでかみ合って、はじめて無事に購入の運びとなります。

実は今日、この2か月ほど気になっていた理学療法関係の専門書を買おうと出かけました。必要なものであるという反応は最初から出ていましたし、今日書店で現物を手にしても同じでした。やっと買えるのか、と思い妙な感慨に浸りながら気になっていたページをパラパラめくっていたら、ふと不思議な感じがしてきて、もう一度チェックすると、なんと「今日は買わなくていい」という反応になっていました。
時々自分自身がブレるということもあるので、いったん売場を離れて別のコーナーを眺めたりして、再度戻ってチェックしてもやはり「今日はナシ」となります。さらに「今日買うべきは別にある」ということで、目に飛び込んできた本がありました。それはそれはガッチリと反応します。前の本より若干高価だったのでちょっと躊躇したのですが、されを差し引いてチェックするとやっぱり「今日買って即勉強すべし!」です。

ハラを括って購入いたしました。


この変更があったのも、なんとなくうなずけます。
実は今朝、とある筋から既往症をお持ちの方の紹介(&私の照会)についてのご連絡があったんです。あとから考えると、このケースについての記述は今回購入した本のほうが今の私には直接参考にできそうでした。必然の導きだったということです。
まだ正式にオファーをいただいたということではないのですが、しっかり予習をしておけということなのだと思います。

最近、運動連鎖をテーマにした理学療法の書籍が多数出ています。私たち運動指導者こそ必読の内容のものが多いと思うので、高価な本ばかりですが少しづつでも入手して学んでいきたいと思います。

ちなみに、今日購入したのは、
『運動機能障害症候群のマネジメント -理学療法的評価・MSIアプローチ・ADL指導-』
 Shirley A Sahrmann著  医歯薬出版

買うつもりでいたほうは、こちらです。とても面白そうなので、ぜひこちらも次回購入しようと思ってます。
『結果の出せる整形外科理学療法 運動連鎖から全身をみる』
 山口 光國  福井 勉  入谷 誠  著  メジカルビュー社


あ~、好きなだけ本を買えるようになりた~い! サマージャンボ…やめときます。  


Posted by ちん at 23:04Comments(0)書籍・番組

2009年06月04日

待望の新刊未だ買えず

今日もまた、錦江湾を泳ぐイルカたちに遇えました。ラッキーです。

今日、久しぶりに本屋に立ち寄りました。久しぶりといってもほんの1週間足らずなのですが、日頃移動の時間調整などに使い週に3、4回は本屋に足を運ぶ私としてはかなり間が空いた感じでした。

東京のシンポジウムや今回の高校総体など、テンションの上がるイベントが多かったせいで予約をしていなかったのですが、村上春樹氏の新作『1Q84』が確か出ていたよなぁ、と思いだしたのですが、大変なことになっていました。どのお店でも初回分は売り切れていたのです。何でも発売前から増刷に次ぐ増刷みたいです。もう70万部に届く勢いのようですが、出版不況の中、この調子ならミリオンセラーも軽く突破という勢いですね。

ここ数年ノーベル文学賞の候補として名前が挙がっていたり、そんな中でイスラエルの文学賞を受賞してのスピーチが話題になったりと、これまで以上に注目が集まっていました。

初期のいわゆる「鼠三部作」からのファンとしては、今回の作品も注目です。このところ、人生で最も本を読んだり買ったりしていますが、小説というとそれこそ5年前の村上氏の『アフターダーク』が本棚にある最新の単行本です。もともとたくさんの作家さんの作品を読むタイプでもなく、さらに最近では身体に関する専門書や精神世界の本など、小説よりもおもしろく感じているものが多くて、かなり遠ざかっていました。

とはいえ、やはりあの独特の「「ムラカミ・ワールド」は魅力があります。

しばらくは店頭にも並ばないでしょうけど、あえて予約もせず、ほとぼりが冷めたころにゆっくり買って読もうかと思っています。
いろんなブックレビュー等が目に触れないようにしないといけませんね。

もうすぐ梅雨にも入りますし、じっくり室内でページを繰りたいところです。  


Posted by ちん at 22:44Comments(0)書籍・番組

2009年05月25日

線路は続くよ♪

ウチのすぐそばをJR日豊線の線路が走っています。ネットの通信速度も若干規程値より低いみたいです。
いつかどこかで書いた覚えがあるのですが、小さい頃、親戚の集まりで酒宴の大人の席に呼びいれられ、「線路は続くよどこまでも」を歌って50円もらいました。プロ歌手デビューの瞬間でした…

今回はそんな「線路」のお話しです。

この半年くらい、書店の医学書コーナーに立ち寄るたびに気になっている本がありました。『図解-経筋学』というタイトルが目に入って手に取ってみたのですが、鍼灸系の専門書で、パラパラとめくってみました。恥ずかしながら経絡についてもまだまだ理解が浅い身なのですが、著者の西田皓一氏が経筋は「東洋医学の筋肉関節学」ととらえているというくだりを読み、より関心が出てきました。

まだ購入はしていないのですが…

そんなこんなの中、また別の機会で別のお店に平積みされていた本がありました。
「アナトミー・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線」

これは経筋じゃないかと手にとると、トレーナーの解剖学知識でも読みやすく、イラストも多くわかりやすい内容でした。著者のトーマス・マイヤース氏は、ロルフィングの創始者アイダ・ロルフに師事したという、まさに筋筋膜のスペシャリストです。(アレキサンダー・テニクークにも精通しているとか)
調べてみると、別の会社からDVDも出ています。こちらでは、「トム・マイヤーズ」名義です。統一すればいいのに…


私が取り組み、学んでいるホリスティックコンディショニングも、「神経-筋アプローチ」を主たるものとして捉えています。運動連鎖を意識した「キネマティック・アプローチ」という考え方もセミナー等では必ず押さえられています。ヒトの身体はパーツだけで動くのではなく、繋がっていますからね。筋膜の重要性についても何度も聞かされていました。

単一の筋や関節だけでなく、連動連鎖を意識してより複合的な身体や運動の見方ができるように、洋の東西を問わずこういったものを適切に学び、吸収していくべきだなと再認識しています。
先日のシンポジウムでも、「経絡を応用したボディメイクテクニック」という講座を受講してきました。その即効性には驚かされました。十分に活用するにはまだまだ基礎的な理解が浅いので、経絡や経筋などについても、いつものようにカメか牛歩かという歩みではありますが、勉強していきたいと思います。


そんなわけで、学びの道の「線路は続くよどこまでも」…なのでした。

おあとがよろしいようで。  


Posted by ちん at 22:17Comments(0)書籍・番組

2009年03月04日

ジャパニーズ・トラディショナルスクワット

メンタル系や内分泌系から体軸を崩す方が増えているように感じていますが、時期的に花粉症が原因というケースも多いようですね。自分自身が花粉症でないので今ひとつシンパシーを感じられないのですが、きついのだと思います。
花粉症をお持ちの皆さま、お見舞い申し上げます。

さて、昨日は桃の節供のひな祭りでしたが、皆さんの周りではどんな様子だったでしょうか?
やれクリスマスだバレンタインデーだと、舶来(でも内実は日本オリジナル)のイベントには異常な盛り上がりをみせるわけですが、商売の匂いがしないところにはスポットライトを当ててもしかたないからなのか、メディアの扱いはとても少ないですよね。

それでも、一過性の「イベント」ではなく「節」、時節のけじめを大事にしてきた日本人としての心を、生活の中に残していくことがとても大事なのではないかと思います。古くからある日本独特のものは、かえって営利主義に走れない高貴さがあるのでしょうね。それでいいと思います。あたり前の生活の中にやってくる「節」というか、「ハレ」と「ケ」というか。和の暮らしの文化に、もっと親しめるようになりたいものです。

そんな和の文化が、フィットネスにももっとあっていいのかもしれません。
そこでコレです。


シコです、四股!
鹿児島県徳之島出身の元力士、一ノ矢さんです。国立の琉球大学卒という経歴も異例ですし、何と46歳まで現役を務めたという方です。番付上は出世とはいえないものの、高校の物理の先生になることが決まっていたのを蹴ってまで角界入りしたという独特の感性や専門性で、相撲を科学する視点を常に持っていらしたのだと思います。

そいいう元・一ノ矢さん(ご本名の松田哲博さんでなくこの「元・一ノ矢」名義での出版です!?)の書いたフィットネス本なので、中身ももちろん興味深いものです。「股関節ダイエット」だとか、「なんとかスクワット法」といった類の基になるエッセンスが、四股という所作の中に詰まっているように感じます。

かくいう私も股関節は硬くて、爪先を開いた股関節外転外旋位での深い四股(凸姿勢)は踏めません。スクワット実践、指導のいいヒントにもなるかもしれません。

ぜひ、ご一読を。  


Posted by ちん at 11:51Comments(0)書籍・番組

2009年02月25日

緊張性筋炎症候群

先日参加したセミナーで、講師の先生の紹介で盛り上がった本がありました。


『サーノ博士のヒーリング・バックペイン腰痛・肩こりの原因と治療』
 ジョン・サーノM.D.著 長谷川淳史監訳 浅田仁子訳  春秋社
腰痛や肩こりなどを、緊張性筋炎症候群(Tension Myostisis Syndrome:TMS)という疾患概念でとらえ、脊椎など構造的な異常からではなく、心の緊張、特に抑圧された不安や怒りなどの感情によって自律神経系が反応し、軟部組織の酸素不足を引き起こすことで痛みが起こるとしています。

心の問題、脳の反応というところが、ホリスティックコンディショニングの考え方ともマッチする、ということだったので読んでみましたが、とても面白かったです。
著者のサーノ博士自身はニューヨーク医大リハビリテーション医学科教授でありながら、長年にわたるTMSの研究の末に全てのリハビリテーション技術を捨てた、とさえあります。どんなアプローチで治療していくのかは、ぜひ本書でご確認ください。
この本を読むだけでも痛みが消えた、ということも書かれています。メンタルは大事なんです、実に。

心身相関ということ、人の身体は機械の集まりではなく全体性こそが大事だということを、あらためて考えさせてくれる好著です。
個人的には、「プラシーボ効果」についてのくだりも気に入っています。

私が取り組んでいるホリスティックコンディショニングは、「体軸の確保」をめざして、次のの4つの柱で成り立っています。
① 機能的神経-筋コンディショニング
② 機能的関節コンディショニング
③ 機能的メンタルコンディショニング
④ 機能的リカバリーコンディショニング

この考え方の素晴らしさを実感しながら、セミナーの内容もまたあらためて噛みしめ直しています。あとは実践能力です。精進あるのみ。

ホリスティックコンディショニングについては、私のサイトでも少し紹介しています。
http://thumbsup-pt.jp/ (たまには宣伝もしておきます)



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Posted by ちん at 20:34Comments(0)書籍・番組

2009年02月11日

ミセス フラウ

代行で久しぶりにバランスボールのスタジオレッスンを担当させていただき、かなりテンションが上がりました。ボールエクササイズは取り組みやすくて奥も深く、リラクセーションからしっかりとしたトレーニングにまで使えるとても重宝なツールです。もっともっとそのよさを広めていければと思います。

さて、立ち寄った本屋で、井川遥さんが表紙モデルの『FRaU Body』誌が目にとまり、パラパラとめくってみました。(30代になった井川遥さん、いい感じです)
昨年夏発行の本でしたが、人気があるのでしょうね。確かにすらっとスリムで美しいモデルさんたちが最新の情報やファッションを紹介するとなれば、それは関心は高まるでしょう。
道端ジェシカ(三姉妹なんですと)さんとか荒川静香さんとか、目標のハードルが高くて女性は大変だなぁと思いました。確かにお手本は上質のほうがいいですから。

えぇ、もちろんなれますとも。私たちパーソナルトレーナーがお手伝いさせていただきます。

加圧トレーニングがフィーチャーされていたり、カリスマパーソナルトレーナーの紹介などもありましたが、エクササイズや栄養のことについて案外本質的なことがきっちり書かれていて感心しました。某一般的フィットネス誌よりおもしろいぞとさえ感じました。
このほかにも、女性向けのファッション系フィットネス誌は概しておもしろいと思います。美と健康に貪欲な女性をがっちりとつかむための競争が、結果的に充実した誌面づくりにつながっているんでしょう。

情報の取捨選択は言うに及ばずですが、新しいものを取り入れるアンテナだけは、しっかり張っておこうと思っています。

  


Posted by ちん at 08:01Comments(0)書籍・番組

2009年02月05日

ミュージカルスター

恥ずかしながら、小学校(ニワトリ)中学校(影のある優等生)と、校内の劇で主役をやったことがあります。

昨年6月、高校バスケットボールの九州大会に帯同したバスの中で、青春ミュージカル映画が流れていました。
実はミュージカルものは結構好きな私、だいぶはまってみていたのですが、なんとそれが今話題の「ハイスクールミュージカル」でした。(2作目だったみたいです)

選手が借りてきていたビデオだったのですが、さすがに流行りの先端をキャッチするアンテナはすごいですね、高校生というのは。

今、主役の2人が新しい劇場版のプロモーションで来日していているらしく、そのニュースで去年のことがわかりました。

主人公の青年(ザック・エフロン)は、正直20代半ばか後半と思っていたのですが、まだ21歳だそうです。老け顔だと感じてましたが、今見るとやっぱり若いかなと。朝のワイドショーでは、次代のセクシー俳優ナンバーワンに挙がっていました。
一方ヒロイン女の子(ヴァネッサ・ハジェンズ)、劇中でもなかなかチャーミングだなと思ってたんですが、今回の来日時の印象は、「いろんな意味で女優オーラがでてきてるなぁ」でした。「やほー」検索してみると、なんとアルバムも出している立派なアーティストではありませんか。ホンモノなわけです。

プライベートでも交際中とのこと、よろしいんではないでしょうか。
この2人に限らず、歌もダンスも、けっこう好きでした。

青春ミュージカルものって、案外ハマるものです。久しく映画も見ていませんが、劇場版もちょっと気になるところです。  


Posted by ちん at 08:34Comments(0)書籍・番組

2008年12月31日

Book(s) of the year

今年もそこそこ本を読むことができました。割合としては、もう少し専門書を広く深く読まなければ、と思います。高価な本も遠慮なく購入できるように頑張らないと。
ジャンルから価格から何から違うものの中で、今年最も印象に残った本を選んでみようと思い、本棚をながめたりして振り返ってみました。その結果、BOTYはこちらを選びました。


『道をひらく』 松下幸之助著 PHP

松下電器産業、ナショナル、パナソニックの社名がすべてパナソニックに統一される、というニュース以来、今年は胸の奥でどこか松下幸之助という存在が引っ掛かっていました。実は恥ずかしながら、これまで氏の著作を読んだことは一切なかったのですが、書店のビジネス本コーナーに並ぶこの1冊に強く呼ばれている気がしたんですよね。
  
  自分だけにしか歩めない大事な道ではないか。
  自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

帯に紹介されていたのは、本書の冒頭に出てくる「道」という短文の一説です。この「道」という短文にズドンと射抜かれてしまいました。ここで全文紹介したいくらいです。道といえば学生時代は高村光太郎の「道程」、この数年はアントニオ猪木の「道」でしたが、今や文句なしに私のナンバーワンです。他にも胸に響く珠玉の随筆集です。
この本の初版が出たのが昭和43年、私が生まれた年なんですよね。何か御縁を感じてしまいます。
ついでにといってはなんですが、これまた恥ずかしいことにこれまでたくさんの本を読んできたこのPHPということばが、
「Peace and Happiness through Prosperity~繁栄を通じての平和と幸福」という意味だと初めて知りました。素晴らしい。


『松下幸之助に学ぶ人生論』 飯田史彦著 PHP

パナソニック問題で、いわゆる多くの「幸之助本」が出る中、まさにシンクロするように出ていたのがこの本でした。「いきがい」シリーズを興味深く読んでいたので、著者のスピリチュアル経営学者、飯田氏が松下幸之助を語るというのも何かのシンクロなのだろうと速攻で購入しました。何と今年の8月に、松下幸之助本人が飯田氏にメッセージを伝えてきたということから話が始まっています。私は「スピリチュアル」とか「霊性」というものを全面的に受け入れるので、「幸之助さん」(著者が親しみをこめてこう呼んでいます)が今年2008年のうちに本にして世に出さねばならないと強く訴えた、というのもうなづける気がしました。
本書は、幸之助さんの簡単な伝記的内容に始まり、全45巻にものぼる『松下幸之助発言集』の中から、幸之助さんの人生観、天命観、宇宙観などについて触れられています。

私は現代におけるビジネス論的なことはほとんど学んでいませんが、松下幸之助が「経営の神様」と呼ばれるのに深く納得します。一生懸命心をこめて根気強く働く、などといった、日本人なら当たり前に受け入れられてしかるべきことばかりが書かれています。大事なこと、物事の本質というのは、時代が変わっても同じなのだとわかります。

11月にこの本を読んでから、世の中はさらに加速度的に沈んでいきました。欧米型の資本原理主義の限界の証明でしょう。幸之助本以外にも、日本が本来もつ素晴らしい力というものを著したものがたくさん出ています。人間として大事なことを、個人としても社会としてもあらためて捉えなおす時期にきている、ということなのでしょう。それが「アセンション」にも通じていく気がします。

ガンバ大阪がアジアチャンピオンになってクラブW杯でも活躍できたのも、何かしら幸之助さんの想いがあったから?なんてことも考えてしまいました。

来年も人間として少しでも成長できるように、精進していきたいと思います。
今年一年、皆さまどうもありがとうございました。
  


Posted by ちん at 12:05Comments(0)書籍・番組

2008年09月30日

納豆からバナナ!?

またもや台風直撃コースで、明日の日中はちょっと心配です。スピード上げてくれないかなぁ…


それにしても、予想通りバナナが売れているようです。品切れ状態の店も少なくないのだとか。

やれやれ・・・です。バナナは何も悪くないのですけれど。

私も観ましたが、ゴールデンタイムの「ダイエット」番組で複数の芸能人が7kgだの10kgだのと
痩せたということで、飛びつきたくなるのもわからなくもありませんが、にしてもまぁ短絡的というか…
もとの体重や体脂肪が多い人は、相当量を摂取しているわけで、一時的に量を減らせばそれは
ドカンと落ちますね。摂取カロリーを減らす手段がバナナなわけですから。うまく行動変容が
できなかった場合は、確実にリバウンドしてしまうでしょう。バナナと並んで注目されていた例の
「レコーディング法」も、一番はその行動変容を喚起させるいいきっかけになるから、ということが
あると思います。

また昨夜は、深夜0時に1kgの食材を食べてすぐ就寝し、翌朝の寝起きでどれだけ体重の変化が
あるか、どれだけ消費されたか、という企画をやっていました。(私もテレビ見てますね…)
ラーメン、ピザ、豆腐、ごはん、キャベツ千切り、もりそば、焼肉、これを就寝直前に1kgです。さらに
午後3時以降は実験に向けて9時間何も食べられないという設定でした。深夜番組の企画とはいえ、
そんな無茶な、です。

結果もどうでもいいものでしたが、それより、実践したお笑いタレント、タカアンドトシのタカさんは、
別番組で肥満による心臓血管系のかなりのリスクを指摘されていました。身体を張っているでは
すまないレベルです。


とかく摂取カロリーばかりがクローズアップされていますが、栄養のバランスという大事な要素が
あまり言われないのもこの手のメディアの特徴です。体脂肪率と同時に、除脂肪体重にも注目して
いかなければならないところです。

 「○キロ痩せたい」、巷に溢れる願望です。

ただ数字を落とすだけなら、ちょっと無理なことをすれば落ちます。それでいいという人もいるのかも
知れませんが、やはり優先順位としてはそれよりもまず身体に充実感を得られること、動きやすくて
痛みや違和感もなく、力の漲る感じを体感していただきたい、そう思います。

適切な食事(栄養摂取とはまたひとつ違う感覚です)と適切な自動運動(オートマティックではなく、
アクティブ・ダイナミックの意)の組み合わせ、これが王道でしょう。


ちなみに、私もバナナは好きです。小さい頃は夏場の冷凍バナナがたまりませんでした。  


Posted by ちん at 10:58Comments(2)書籍・番組

2008年08月14日

お盆

銅メダルを獲得した水泳松田丈志選手と久世コーチの師弟愛にグッときました。延岡時代のビニール
ハウスプールの映像記憶も蘇ってきます。久世コーチのモットーは「人間力」だそうです。
これがまたたまりません。


今日一日は完全お盆モードです。

朝一番で父の墓参りに行ってきました。
自宅の仏壇の横にも、盆提灯を出しています。昨夜は気持ちよく帰ってきてくれたでしょうか?

これから父の長兄、伯父の初盆法要に田舎に帰ってきます。
本家の長男としてこれまで本当に大きな仕事を一身に背負ってきてくれた伯父に、手を合わせ線香を
上げてあらためてお礼も言いたいと思っています。

全ての先人たちに感謝です。  


Posted by ちん at 10:30Comments(0)書籍・番組

2008年07月09日

必携の一冊

6月28日、7月1日に続いてコアコンディショニングの話題です。
「コアコンディショニング」と名のつくスタジオクラスを受け持つものとしては必見の書が出ていました。

「コアコンディショニングとコアセラピー」 
 講談社サイエンティフィク 4,200円+税
(税込4,200円かと思った!消費税の二重取りに感じてしまうのは気のせい?)
              『コアコンディショニングとコアセラピー』本

日本コアコンディショニング協会(JCCA)の協力で、大学の研究者、理学療法士やアスレティック
トレーナー、またフィットネス現場や介護予防など、バリバリの現役トレーナーなどの精鋭からなる
同協会の「コアセラピー部会」が中心となって編まれた1冊です。

ストレッチポールを用いたコアコンディショニングについての歴史的経緯から理論背景、現場で使える
実践例まで充実の内容です。一般向けの書籍だけでは学べない専門知識も網羅されていて、まさに
指導者必携の1冊でしょう。

即買いして一気に読みましたが、これからまた何度もじっくり読み込んで勉強したいと思います。

同書の帯に、「医療従事者により治療効果を期待して行われるコアセラピー」とあります。
もちろんセラピーと名のつく治療行為にあたるものは我々運動指導者や現場のトレーナーの領分では
ありません。充分なエビデンスを集めて、現場で広く使えるようなプログラムなりノウハウなりを
伝えていただけるように期待したいと思います。

「身体に触れてはいけない」といわれる「医療系国家資格なしコンディショニングトレーナー」としては
少々辛いところでもあります。
いわゆる<半健常者>と直接関係するのは、今後ますます我々運動指導者になるわけですから。

このあたりは、ちょうど6月28日の記事に書いたことが当てはまるので、合わせてお読みください。

巻末には認定指導者の全国一覧も載っています。存じ上げているトレーナーさんもいらっしゃるので
わからないところなどは遠慮なく手を挙げてお尋ねしてみたいと思います。
なんといっても現在お世話になっている同じ施設に強力な先達がいらっしゃるので心強いです。

いずれにしても、大事なことは学びを続けていくことですね。  


Posted by ちん at 00:10Comments(0)書籍・番組

2008年07月01日

改善系トレーニング(=コンディショニング)

有吉先生近著


私がコアコンディショニングの講習を受けたときの講師でもいらっしゃった有吉与志恵先生が、
コンディショニングに関する著作を続けて発表されています。

最新刊となるのが、
『40歳からの肉体改造−頑張らないトレーニング』 ちくま新書 720円+税
これに先立ってひと月ほど前に出ていたのが、
『コアシェイプ』 1日10分の簡単エクササイズで体の内側からきれいにヤセる! 
  アスペクト刊 1429円+税

この2冊は姉妹書的関係ですね。
ページ数も新書版の最新刊のほうがほぼ倍くらいあって、内容は充実していると思います。
著者の先生自ら「改善系トレーニング」と位置づけるコンディショニングについて、基本的な解剖学や
生理学的などが一般の方にもわかりやすく紹介されています。身体をリセットさせるための呼吸法や、
いわゆるインナーマッスル(深層筋)や関節をリセットするセルフエクササイズ、さらにはリンパ排出の
テクニックなども紹介されていて、新書ではもったいないくらいの充実した内容だと思います。

『コアシェイプ』のほうは新書のダイジェストをカラー写真つきで女性にわかりやすく、美容方面から
女ゴコロをくすぐるような感じです。本屋でもいわゆるダイエット本の並びにおいてありますし。
カバー帯には「コア(体幹)を鍛えて、きれいにヤセる!」とあります。「ヤセる!」が入ると食いつきが
違うのでしょうね。

先週から、グループ指導をしているいくつかのクラスの前後で少し紹介させていただきました。
やはり、関心や食いつきは違いますね。フィットネス現場では「そんなのを見てまではやらない」と
いうご感想も聞かれました。パーソナルや教室の受講生の方は、結構身近なものとしてとららえて
いただけていたようでした。

アウターマッスルよりとにかくインナーマッスル、という感じや頑張って鍛えることは必要ない、という
主張が個人的には時折偏って感じたりもするのですが、一般のビジネスマンやフィットネス愛好家には
とてもいい本だと思います。2冊買っても2000円ちょっとなので、おススメです。

皆さんに紹介している間に発売されていた最新号の「コーチングクリニック」誌に、なんと有吉先生の
人物紹介記事と特集記事がダブルで掲載されていてびっくりしました。まさに旬の人なのですね。
これらの著作の内容を実践していらっしゃるコンディショニング施設を、東京で展開なさっています。
田舎モノからすると結構敷居が高そうですが、大人気のようです。

もう長くお会いしていないのですが、すっかり宣伝をしてしまいました。まったく個人的な推薦です。
先生側からの関与、口利きその他は一切ありませんのでご承知おきくださいませ。  


Posted by ちん at 22:40Comments(0)書籍・番組

2008年06月17日

ブックレビュー エグゼクティブ!

6月4日の日記で触れた、パーソナルトレーナーによるビジネス書レビューの続編です。

今回は、こちらです。
 『エグゼクティブが身体を鍛える本当のワケ』 吉江一彦著 グラフ社 1238円+税 (写真左)
PTビジネス書 エグゼクティブ〜

トレーニングのハウトゥーものではなくビジネス本なので、細かなトレーニングについて触れられて
いるわけではありません。
ビジネスマンが成功するための、「スキルとしての身体づくり」の成功例を通して、行動や思考の変容
などについて触れられています。
「24時間戦えますか?」の問いに自信をもってYESと答えられるようになる、という感じです。

前回触れた、山本ケイイチ氏の『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』の帯コピーは、
「筋肉は最強のビジネススキルだ」でした。
そして今回の吉江氏作品の帯にはこうあります。
「身体を鍛えることは最高の投資である!!」

構成的にも内容的にも、兄弟作品的な感じがしました。

今回も、裏返し的に「成功するパーソナルトレーナー」という視点でも読んだのですが、今回最も
印象に残ったのは、成功する条件として<続けられる環境をフィクスする>というところでした。

トレーナー側からみると、「続けていただける環境を整える」ということになるわけですが、現状で
かなりの部分をクラブに依存した環境で活動している中、自分の理想と思い描くものとのギャップは
どんどん大きくなってきていることは事実なので、思い切ったチャレンジも必要なのかと感じます。

コツコツ準備、だけでは時間がいくらあっても辿り着けそうにありません。
表に出しておくことで、何かのきっかけになるかもしれないので、アナウンスしておきます。

エグゼクティブ専用とか女性専用とかでなく、どなたでも気軽に充実したトレーニングや
健康づくりに取り組んでいただけるような、そんなパーソナルトレーニング施設をつくりたい!


以上、よろしくお願いいたします。  


Posted by ちん at 21:56Comments(0)書籍・番組

2008年06月13日

活字の海を泳ぎたい

スケジュールの暫定変更(曜日移動)で、久々のオフになりました。

NBAファイナルをTV観戦して(どうしたレーカース!)、午後からは久々に街に出ました。
メインは書店めぐりです。時間調整で毎日のように本屋には立ち寄りますが、今日のように
「よっしゃ、本探すぞ!」という機会はあまりありません。気合満点で出かけました。

・・・といいつつ、あまりにも気がせいていたからか、探していたジャンルのものではピンとくるものが
見当たりませんでした。やはり直感というか、「今買うべし!」「買ってちょうだいな!」という波動を
感じるものってあるんですよね。

一方で、テキスト/参考書関連分野でまたいいのを数冊見つけてしまいました。
どれも諭吉クラス・・・また頑張って仕事して、コツコツ揃えていくことにします。

最近は指導やコンディショニングで汗をかくため、仕事着用にちょっと上質の機能Tシャツを購入して
いたので、結局今日は基本に返るという感じでトレーニング関連の本を1冊購入しました。


某女性向けフィットネス雑誌の記事に、こういうのがありました。

「これからのフィットネスクラブは、パーソナルトレーナーの質で決まる!」

アメリカでのケースでしたけどね。日本人女性トレーナーさんが紹介されていました。

集団でひとつのことをきっちりやる、できるという日本人の特性から、スタジオプログラムの充実も
外せないところだとは思いますが、確かにこれからはより高度なパーソナル対応が必須になると
確信しています。まだまだパーソナルトレーナーを導入するクラブの少ない鹿児島ではありますが、
そこを切り開けるだけの確固たる実力を示せるよう、精進あるのみです。

先日も触れた、パーソナルトレーナーの書いたビジネスマン向けの本がまた出ていました。
さっと立ち読み程度だったので、これはまた近々レビュー的に触れてみようと思います。

勉強べんきょう!っと。
あ〜、もっと本読みたい。  


Posted by ちん at 21:28Comments(0)書籍・番組