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Posted by チェスト at

2009年11月30日

アフリカのリズムを支える「足」

昨日の内藤×亀田戦、入場時で結果が見えましたね。内藤選手のコンディションに問題ありすぎでした。


さて昨日は、前週のバレエに続き芸術の秋を楽しむ機会の第2弾でした。
「アフリカの太鼓(ジェンベ)&ダンスの発表会」
初開催の昨年に続いての鑑賞でした。


この楽器が西アフリカの「ジェンベ(ジャンベともいう)」です。この基本的な姿勢から、ステップを踏みながらの演奏もあり、かなりハードそうです。

ダンスの方もエネルギッシュで躍動感あふれる踊りでした。下の写真ではダンサーさんたちが太鼓を演奏しています。こちらは「サンバン」という楽器だそうです。


いずれのパフォーマンスも、まさにアフリカという身体の奥にズンズン響いてくるような野性味あふれる力強さがありましたが、それでいてとても心地いい響きなんですよね。とっても素晴らしかったです。

トレーナー目線から、とても感心したことがあります。↓コレです。


この足です。ブーツじゃありませんよ、裸足のほうです。

さすがにアフリカンを愛する皆さん、しっかりと大地を踏みしめていました。
ちなみに、写真中央奥に見えるスニーカーは、唯一本物のアフリカはギニア出身の先生です。おもしろいですよね。

私は普段から足裏機能や荷重といったことを意識してコンディショニングに取り組んでいるこことから、余計に皆さんの足の素晴らしさに目がいきました。しっかりと立つことって、意外にできていないものですから。脚線美ならぬ足の機能美といったところです。

実をいうと、昨年は少し体軸の不安定な方も目についたのですが、今年皆さんバッチリ軸が決まってました。当然パフォーマンスも上がります。

写真の中に、実はパーソナルのクライアントさんがいらっしゃいます。それもお二人。
昨年の発表会の後からご縁を頂いて以来、定期的にコンディショニングを担当させていただいてきました。その成果も十二分に発揮していただけた、と思います。
素晴らしいパフォーマンスでした。

体軸を正しく保つ大きな要素である足の機能の重要性を、生きた教材であらためて学ばせてもらいました。
ご出演の皆さんはじめ関係の皆さん、本当にお疲れさまでした。

ありがとうございました。  


Posted by ちん at 22:00Comments(2)コンディショニング

2009年11月28日

遥かなり、上級コンディショナー

もう何度も使っているフレーズですが、今日も本当に暖かかったです。
11月末で最高気温22℃って・・・!


さて、あるトレーナー関係の専門サイトで、「写真に写っている人の体軸をチェックしよう」という話題が出ていました。これにあたったのは、現在全国でわずか5人しかいない上級パーソナルトレーナー、日本ホリスティックコンディショニング協会認定上級ホリスティックコンディショナー(JHCA‐HCAD)の方です。

これは絶好の教材だと思い、正解を見る前に私もチャレンジしてみることにしました。
いろいろなチェックポイントをたどっていき、これが根本原因、大元の問題個所だろうというところを導き出しました。


答え合わせというか、正解をたどってみると・・・残念、私のチェックとは違うところでした。近いところではありましたがあと少しの深いチェックが、そのルートに気づく感性が足りていませんでした。
はぁ、やっぱりまだまだダメだなぁ・・・試験に落ちた時のような気持ちでした。

ただふと振り返って、このサイトを見つけた嬉しさでそれこそ勢いで取り組んでいたので、少し落ち着いてみようと思い、姿勢や呼吸、その他いくつかのルーティンをたどってからやり直すと、今度はちゃんと正解までいきついたんです。まぁ答えを知ってからなので若干ズルですけど・・・

自身の軸ブレは問題外ですが、スイッチングなども含め、トレーナー自身のコンディションで仕事の内容が左右されるようではまだまだ甘いわけです。いつも精進しますと言いながら、実践で下手を打つようではいけません。トレーニングから日常の生活管理まで、自分の至らなさを反省しました。

今日のトレーニングはかなり氣を入れて、充実してできたと思います。
(久々に酸欠になりました・・・)
パーソナルセッションも、いつも以上にお客さまとシンクロできた手応えもありました。


遥か高みですが、目指す存在が上にいてくれるというのはとても幸せなことです。資格云々は今はまだ考えられませんが、少しづつでも高いレベルに進んでいけるように頑張りたいと思います。

  


Posted by ちん at 22:04Comments(0)コンディショニング

2009年11月27日

「痛み」が教えてくれること

自分の仕事をカテゴライズすると、「運動指導者と整体師のいいとこどり」
という感じかな、と思います。
実際、保有資格も「ホリスティックコンディショナー」ということで、この「コンディショナー」というのがまさに、身体調整のできる眼と技術をもち、個々人に適切な運動処方と指導ができる存在だと考えています。

先日、「手の指が動かないくらい痛かった」という方とお話をしました。お医者さんに行ってレントゲンを撮り、「異常ありません」という診断だったそうです。その翌日にはさらに我慢できないくらいの痛みで再度病院に駆け込むと、痛み止めの注射で一時的に症状は押さえられたものの、原因については「まったくわからない」と言われたそうです。またいつ痛みがぶり返すかを考えると不安だし、トレーニングも怖くてできないとおっしゃっていました。

パーソナルコンディショニングを行ったわけではないので細かくは見ていませんが、この方、一見して下位頚椎が変位しています。手や指の痛みはほぼ間違いなくここからきていると感じられたのですが、まさか専門のお医者さんが神経支配の元を考慮しないはずもありません。末端の患部だけを見ていては、それこそ「木を見て森を見ず」ですから。


ただこの方に関しては、実は私も内心申し訳なく感じているところがあります。
実は以前、この方が膝の痛みを訴えられて私のコンディショニングを(単発で)受けていただいたことがありました。私は膝よりも他の部分のアンバランスが痛みの要因であると判断し、バランス修正を行い体軸を整え、体重のかけ方やトレーニングの基本フォームなどをアドバイスさせていただいていました。
そこで十分にご満足いただけるような即効性を出せていたら・・・納得いただけるご説明ができていたら・・・トレーニングを継続していただけていたら・・・
「~たら・~れば」は尽きません。

病気や痛みは「それまでの自分の生活を振り返るいい機会」とする考え方があります。運動に関する痛みや違和感も、普段なかなか意識することのない姿勢や動きのクセについて自覚し、それをあらためるきっかけと捉えることもできると思います。

毎度私が強調している「体軸」の確保がなければ、同じような動きをしていても効果的なトレーニングにはなりえません。同様に、体軸のブレた姿勢や動きを続けていると、長い目で見ればかならずひずみが出て、違和感や痛みにつながることになります。

パーソナルセッションの料金は確かに安くはないかもしれませんが、調子を悪くしてから医療機関に通い続けるさまざまなデメリットに比べれば、格段に良質の自己投資だと思うのです。継続してパーソナルセッションに取り組み好調を維持し、さらに向上されている方々の姿を目にするにつけ、その思いは大きくなります。

私の名刺に載せいているコピー、「調子いいを、いつものことに」これを少しでも多くの方に体感していただきたいと思います。
(パーソナル)コンディショニングトレーナーの存在を、もっと広く世に知らしめることができるように、これからも地道に努力していきます。  


Posted by ちん at 20:51Comments(0)コンディショニング

2009年11月26日

おむすびおまけ

昨日のおむすびネタから、ちょうどいいものがありました。


今日の私の昼ごはんです。
与次郎ケ浜にある鹿児島県JAグループの直売所「おいどん市場」で売っている、
「五色豆ご飯」です。
豆の五色とは、枝豆、黒豆、大豆、金時豆、そしてひよこ豆です。豆のほかにもにんじんやひじき、揚げ豆腐、白ごまなど栄養満点のおむすびです。もちろんお米も鹿児島県内産です。本当に美味しいですよ。
地のものを美味しく食べられて、まさにパワーフード・ソウルフードです。

おいどん市場には、このほかにも鹿児島県内各地から選りすぐられた農畜水産物がたくさんあります。力のある本物ばかりなので、お店に行くだけで元気が出ます。



「みんなのよい食プロジェクト」の笑味(えみ)ちゃんも嬉しそうです。
本物はコチラ

  


2009年11月25日

おむすび考

最高気温22度、日中は半袖シャツで過ごした11月25日でした。
やはり亜熱帯化なのでしょうか・・・


さていきなりですが、「裸の大将」こと山下清画伯をもとにしたドラマがありますよね。先代の?芦屋雁之助のころから好きなシリーズでした。最近はドランクドラゴンの塚地武雅(「むが」って本名だそうですね!)が演じる新シリーズもなじんできました。

新シリーズでは、主題歌の「野に咲く花のように」を槇原敬之が唄っていましたが、この間の熊本編ではかつての「ダ・カーポ」バージョンに戻ってました。マッキーもよかったですが、やはりあの素朴なハーモニーがいいですね。

ところで、その裸の大将のドラマ新シリーズで、ちょっと気になったことがありました。

清は放浪の旅の先々で、お腹が空くと決まって言います。(雰囲気だけ引用です↓)
「『清や、お腹が空いたら親切な人におむすびをもらって食べなさい』~死んだ母さんが言ってたんだな、おわり。」
今の塚地版シリーズでは、ちょっと違ってます。
「おむすび」ではなく、「おにぎり」になってるんです。

私は、圧倒的に「おむすび」のほうが好きです。あの作品のほのぼの感には、「おにぎり」ではなく「おむすび」だと思うんですよね。

ちなみに、おむすびの「むすび」というのは、一節に「生す霊」と書いて「むすび(むすひ)」と読むといいます。
この場合の「霊(ヒ)」というのは、ユーレイの「霊」ではなく「命」、「氣・エネルギー」「かみ」などと解釈されるものです。「産霊」とも表わされ、これは生命力、生産、生成を神格化した神の名前と言われます。日本神話の神さまにも、「高御産巣日神;タカミムスビノカミ」「神産巣日神;カミムスビノカミ」という神さまがおわします。

神話の話は長くなるので省きますが、手(掌;たなごころ)でむすんで作ったおむすびには、やっぱり相当なエネルギーが詰まっていると思うんです。子どものころ、母親の手づくりおむすびならいくらでもおいしく食べられたという方も多いと思います。昔ばなしも「おにぎりころりん」だとしっくりきませんよね。

私も昼食でコンビニのおにぎりを買うことがありますが、その時は必ず店内製造の「手づくりおにぎり」を選んでいます。機械の「形だけおにぎり」ではパワーが出ませんから。


そんなわけで、裸の大将シリーズではぜひ「おむすび」を復活させてほしいなぁと願っています。

  


2009年11月24日

できてるつもり、でも実は・・・

今日はいきなり、写真です。


この姿勢、よく見られるポーズですよね。いろんな呼び方があるとは思いますが、よつばい姿勢から片腕と対角の脚を水平に持ち上げ保持するというポーズです。今はなき山海堂刊『スタビライゼーション』(小林敬和編著・山本利春共著)には、「ハンドニー」での「オポジット」というそんまんまの名前がついています。

フィットネス場面でもかなり多用されていますが、効果的にできているのは3割に満たないのではないでしょうか。写真のように歩い程度ぴしっと一直線が保てていればいいのですが、陥りやすいミスがいくつかあります。
① お腹が抜けて、低く落ちてしまう。
② 肩甲骨の外転が不足して、肩甲骨がせり上がり胸が落ちてしまう。
③ 支持足の膝が内に入り、お尻が外に逃げてしまう。
④ 上げる腕や脚の高さが一定しない。筋力不足あるいは柔軟性不足。
⑤ 首・頭の位置が下がる。または前を向き過ぎ首に力が入る。

などなど、ポイントはいろいろあります。いちばんは体幹、いわゆるコアをスタビライズ(安定化)させる力が大事なのですが、股関節周りや肩甲骨周りなど、全身の意識がどても大切です。

自分ではしっかりできているつもりでも、実は案外正しく効いていないものです。

今日のレッスンで、2人ペアになっていただいて客観的に他人の動きを観察し、しかるべき位置に導いてあげましょう、という試みをしました。愛をもってやさしく、という観点で。
他人から指摘されてはじめて。自分の感覚と実際のズレを全員の方に感じていただけました。

写真はもう5年ほど前になりますが、日本スタビライゼーション協会さんの研修会に参加したときのモデルさんです。さすがにしっかりした動きです。(実は修正するトレーナーさん役の方の姿勢がよろしくありませんが。・・・軸ブレしてます。)

昨日ご紹介したダンサーさんのコンディショニングも、こういった地味ながらとても大事な細部の感覚を研ぎ澄ませる点も重視して行っていました。ムキムキマッチョな身体を目指すわけではなくても、しっかり身体の深層部に効きますし、シェイプアップ効果はかなりあります。

ふだん普通に行っているトレーニングも、あなたの目的に適う動きになっているか、一度パーソナルトレーナーのチェックを受けてみるといいですよ。遠慮なくどしどしお声掛けくださいませ。

個人的にも、こういった地味に効かせるトレーニングは大好きですので!
     


Posted by ちん at 22:53Comments(0)トレーニング

2009年11月23日

白鳥バレエに想う

昨日、白鳥バレエの公演、「平家物語」を観に行かせていただきました。


(光ってすみません・・・↑)
主宰の白鳥見なみさんのファイナルステージということで、俄然注目度も高かったようです。私はバレエ鑑賞は初めてだったのですが、舞台上のすべてにまさに圧倒され、感動しました。(ラストは号泣でした・・・)本物の迫力は、実に素晴らしかったです。

実は今回、このバレエ公演に参加される方からパーソナルトレーニングのご依頼をいただいていて、先月から約40日間の集中コンディショニングに取り組んできました。

プロのダンサーではなく一般社会人の会員さんで、ハードな練習と要求されるバレエの動きに耐えうる身体づくりが目標でした。実際、お話をいただいてから「実はトゥシューズを履いて踊る」ということになり、これは大変!と肚をくくって取り組むこととなりました。

プロのダンサーはプロのレベルでもちろん課題もあるでしょうが、一般の方だからこその難しさも少なからずありました。公演が近づくにつれ、稽古やリハーサルで週の半分以上がバレエ関係のスケジュールが入る中で、時間をつくっていただいてパーソナルコンディショニングにも熱心に取り組んでいただきました。
なにより疲れをためないように、故障をしないようにすることを第一に考え、必要なケア・コンディショニングと補強エクササイズ、そして強化トレーニングを慎重に慎重に進めていきました。

私は当然バレエは素人ですが、人間の身体の構造は一般人もダンサーも同じです。まずは基本的な体軸を正しく確保することを優先しました。そこから競技特性(バレエの姿勢や身体のさばきなど)を意識して必要な要素を足し引きしていきました。

最終リハーサル前のセッションを終えた後、直接ケアできないところはメール等で対応させていただきました。かなりの緊張感がありましたが、一定以上の手応えもありました。

土曜日、日曜日と、2日間の舞台を無事に踊っていただけて、本当に嬉しかったです。ありがたいことに、痛みなどの不安もなく、思い切り踊っていただけたというご感想をいただけました。


そして今日、アフターケアとなる最後のセッションでした。ここまでおひとりの方に専属的に密に付かせていただいたのは初めてだったので、昨日の公演後とはまた一味違う感慨がありました。
短期集中でいろいろご負担もいただいた分をじゅうぶんにお返しできただろうかと反省もしながら、それでもそれを上回る充実感があります。

このひと月余りで、私もたくさんの学びを得ることができました。あらためて、トレーナーはクライアントさんに育てていただいているのだなぁと実感です。

今回の公演の舞台に立たれたダンサーさんたちの中には、私から見ても細かなコンディショニングが入ればもっと素晴らしく舞えるだろうな・・・と感じる方もいらっしゃいました。そんな方にも今後はしっかりとお力になれるだけの力をつけていかなければと、決意を新たにするところです。

クライアントさんに感謝です。本当にありがとうございました。  


Posted by ちん at 22:31Comments(2)コンディショニング

2009年11月21日

懐かしき「郷土出身力士の成績」

世の中はまたまた三連休ですね。行楽などの影響か、ジムの人手もやや少なめでした。

そんな日の午後、数十台ある有酸素マシンも半分足らずの埋まり具合でしたが、その備え付けのテレビモニターでスポーツ番組を見る方が案外少ないのに少し驚きました。

石川遼クンのゴルフを見ている方が数名で、あとは皆さん他の週末バラエティ番組などにチャンネルを合わせていました。

残念なことに、佳境に入ったサッカーJリーグの貴重な地上波中継を見ている人は皆無でした。それもガンンバ大阪と清水エスパルスという上位同士の一戦です。ガンバの遠藤、清水の岩下と、地元鹿児島出身の中心選手もいるというのに・・・

試合の終盤に、ようやく学生さん風の男性がランニングマシンでサッカーにチャンネルを合わせてくれていました。

サッカーの人気が今ひとつなのか、地元選手を支えるサポートが弱いのか・・・どっちなんでしょう?

今は大相撲九州場所中ですが、その昔私が10代の頃は井筒部屋全盛の時代で、地方のニュースでは毎日「郷土出身力士の取り組み」が流れていました。若嶋津、霧島、寺尾に逆鉾、鶴嶺山の井筒三兄弟、陣岳などなど、幕内たくさんの郷土出身力士がいました。今は鹿児島出身の幕内力士はいません。関取もいないのかな・・・?天気予報の前にちらっと字幕で結果が出るくらいですから。寂しい限りです。

ウィンタースポーツだとどうしても鹿児島出身という選手はいなくなります。なにか縁やゆかりを見つけて、より身近に選手や競技を応援できるようにしたいものです。

薩摩川内で直前合宿を張ったバレーボール全日本男子が好調です。「グラチャン」大会でメダル云々を問うのはいささかピントがずれているとは思いますが、アジア王者として世界の強豪国に勝っているのは嬉しいことです。

その川内では、明日バスケットのJBL2部リーグ、レノヴァ鹿児島の試合があります。明後日も連戦で鹿児島市での開催だそうで、ぜひ地元で今季初勝利の声を聞かせてほしいものです。


やっぱりスポーツはいいものです。  


Posted by ちん at 21:57Comments(0)

2009年11月20日

デフレスパイラル

昨日に続いて食事モノですが、『燃えメシ』というムック本を見かけました。
寒いこの時期用に、代謝を高める食材や体にいい献立が、美味しそうな写真満載で並んでいました。
ちなみに私は、今夜は豚汁でした。あったかい汁もの、鍋ものが美味しい季節になりましたね。


さてさて、現政権の副総理兼国家戦略担当大臣の正式なアナウンスとして、我が国は「緩やかなデフレの傾向にある」と発表されました。

物価が下がる→賃金(給与)も下がる→モノが売れない(消費が落ち込む)→モノを買わなくなる→物価が下がる・・・∞の繰り返しになるのが、「デフレスパイラル」ですよね。

当たり前の話ですが、一方では激安ジーンズだの激安スーツだの、なんでもかんでも安けりゃいいのかということです。つい先日は、ボージョレーヌーヴォーワインをペットボトルに詰めた激安品を、フランス側から「伝統やイメージを重んじる観点から反対」と非難されたばかりです。そもそも、ペットボトルだと厳密には基準を満たさず「ボージョレー」も名乗れないモノのようですね。原産地呼称ブランドでいえば「薩摩焼酎」も同じです。地元生産者の誇りを思うと、安かろうだけではやりきれませんね。

本来、日本こそがこの「伝統とイメージ」あるいは「誇り」「感謝」などといったことを大事にしてきたはずです。そういったことよりも効率だとか損得ばかりを優先してきたツケが社会的に表面化してきただけのことです。


私は何年も某ファストフード店には出入りしませんが、トランス脂肪酸や人口甘味料・香料が気になるからというだけでなく、「世界中から一番安い食材を集めてくる」というその現代資本原理主義の象徴に対してのささやかな抵抗という意味もあります。何かが間違っている、と感じて足が向かないんですよね。同じ理由で、基本的に「激安」を売りにするところにはほとんど興味がわきません。

とはいえ、高級品を買う力もないので、なかなか大変なんですけど。口に入れるものに関しては昨日書きましたが、とにかく私の基準は、「いいものを選ぶ」ことです。
いいものを大切に、愛情と感謝の心をもって長く使うことですね。

同じ観点から、なかなか売れないからといってパーソナルセッションの価格を下げようということもしません。今でもかなり抑えめなくらいなので。パーソナルトレーナーの社会的価値を高めようと日々努力している同業者や恩師たちのためにも価値の高いものをご提供しなければなりませんし、何よりクライアント様にとってより高い価値を感じていただけるためにも、デフレに負けないパーソナルトレーナーにならなければと思います。

言うは易し、ですけれど・・・。  


Posted by ちん at 21:16Comments(0)注目のトピック

2009年11月19日

冬の食養

小学校2年生の甥っこが、インフルエンザにかかってしまいました。
もう落ちつく段階になっているようですが、本人はもちろん医者通いから自宅療養など家族じゅうみんな大変だったろうと思います。

武道系の月刊誌、『秘伝』最新号に、そんなインフルエンザ対策も含めて免疫力を高めるものとしてあらためて「食事」について取り上げられていました。
「武道飯:ぶどうめし」ということで。

その中で、マクロビオティクスを広めた桜沢如一の言葉として紹介されていたのが、「人は食べ物のお化けである」というものでした。
英語でも、「You are what you eat.~人は食べるもので決まる~」といいますし、確かにそうだと納得できます。安定剤、防腐剤など食品添加物まみれの現代人の身体は、仮に土葬しても腐らないといいますよね。恐ろしいことです。身体に摂り入れるものって、本当はもっと大事に意識すべきことだと思います。

マクロビオティクスや完全なベジタリアンまではいかなくても、食事(食材や調味料)に気を遣って、よりよい身体をつくることは健康づくりの大きなテーマの一つだと思います。

決して高価なものでなくてはならないということではありません。身土不二、地のもの旬のもので地産地消、というごく当たり前のこと意識するだけで相当な違いがあるはずですから。

菜食の方からみれば白米はだめなのかもしれませんが、私は親戚筋からの新米をありがたくいただいています。ツヤツヤふっくらして、甘くて本当に美味しいんです。


合わせて、「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせる気持ちと行動も、しっかりと大事にしたいものです。
今日はビタミン補給に、野菜をたっぷり食べました。運動と休養、そして栄養のバランスをしっかりとって、寒さにもインフエンザにも負けずに元気にすごしていきたいものです。

  


Posted by ちん at 21:37Comments(0)健康一般

2009年11月18日

かぜのときにもトレーナー!!

香港戦より、本大会開催国の南アフリカ戦を放送すべきだよなぁ・・・絶対に。
いろいろ大人の事情があるんでしょうけど。


さて、今日はとにかく冷えました。最低7度に最高14度って、まさに真冬です。

そんなときにタイムリーなことがありました。

レギュラーのクライアントさんが、風邪をひいたということで鼻をぐじゅぐじゅ真っ赤にしていらっしゃいました。「休もうかとも思ったんですが、この間も動いてスッキリしたから今日もやってみようと思って」というお話からセッションが始まりました。

鼻の神経支配をつかさどる上位頚椎には、確かに弱化反応があります。さらにそこに対応している下位腰椎のほうがより弱っていました。さらにいろいろチェックしていくと、呼吸器関係の上位胸椎に乱れがあることが大元ではないかと判断して、それらと調整手技とセルフエクササイズを交えて調整していきました。

じっくり調整していくと、鼻をかみすぎて真っ赤になっていたのがすっとおさまっていきました。それと同時に鼻水も咳もほとんど出なくなりました。ここまでハマるとはちょっと驚きです。

ある程度骨格が整った後半には呼吸筋に刺激を入れる簡単なエクササイズを行い、最後だけ少しコアの刺激を入れて身体に元気を注入していただきました。つらい咳がおさまって、「やってよかった」と言っていただきました。


もちろん、「だから医者に行くのをやめて・・・」などということなんて言いません。当たり前ですがウィルスなどには対応できませんから。

ただ、常連様の中には体調に不具合があるときだからこそパーソナルトレーナー(私)を頼りにしていただけるという方も増えてきました。本当にありがたいことです。今回のケースのように、「休もうかと思ったが・・・」とか「どうしようかと思ったけど・・・」わざわざ足を運んでいただけます。これにお応えしなければ、何のためのパーソナルトレーナーでしょう!トレーナー魂が燃えたぎります。
こういったお気持ちにお応えし、スッキリ気持ちよくお帰りいただけるように、より本質的で実効的なセッションをご提供できるように、もっともっと勉強していかねばと思います。

私では対処しかねる状態と判断すれば、医療機関をおすすめするなどの方法をとります。何でもかんでも自分でやろうとも思いませんし、できるとも思っていません。

常日頃、「かかりつけトレーナー」を意識しています。身近なところで、いつでも何でも相談していただけるようなコンディショニングトレーナーになりたいと思います。






  


Posted by ちん at 23:12Comments(0)コンディショニング

2009年11月17日

冬こそ、体軸

12月下旬並みというくらいの寒い一日でしたが、なぜか一日じゅう両手がボワワ~ッという感じで温かかったです。


これからの季節、特に女性は「冷え」とのつきあいが大変な方も少なくないと思います。
ただ、よくいわれる「私ひどい冷え症で・・・」ということばは、なんとなく裏返しでこうも聞こえるんです。

「私、身体歪んでます」 あるいは 「私、体軸乱れてます」

もちろん単純に全部がそうだというつもりはありませんが、実際に冷え性を訴える方はほぼ100%体軸が整っていません。

このブログではしょっちゅう出てくるこの「体軸」ですが、ものすごく大雑把にいえばバランスが整っているということになります。骨格バランス、神経‐筋バランス、メンタルバランス、ホルモンバランス、さらにはエネルギーバランスなど、総合的・包括的に捉えた感覚です。

そしてこれは、人間の本来の姿、状態だということが大事です。総合的にバランスがとれた状態を保つことができれば、免疫力や自然治癒力も当然高まりますから、たとえば体調を崩してお医者さんにかかる機会も圧倒的に少なくなるわけです。今なら新型インフルエンザなどに対しても、過剰に心配する必要もなくなると思います。

パーソナルコンディショニングを継続されている方のほとんどは体軸をしっかり保っていらっしゃるので、見た目の感じはもちろん、内面からもはつらつと元気なエネルギーがあふれ出ています。こういう方のいる空間も、周りにいる方のエネルギーも、自然にいい感じになっていくわけです。


仕事のセッションではもちろんきちんと成果を出したいですし、周囲に少しでもいいエネルギーを響かせることができるように、まずは自分自身の体軸をしっかり整えることをあらためて意識したいと思います。

冬の体軸は、特に大事ですよ。  


Posted by ちん at 22:38Comments(0)コンディショニング

2009年11月16日

よいシゴトのもと

背中に「闘牛」とでっかく書かれたTシャツの女性をお見かけしました。
徳之島の方なんでしょうか、カッコイィ~!!


昨日参加した個人的な勉強の機会がよかったのか、今日はパーソナルセッションでの感覚が非常に冴えていて、身体のチェックからエクササイズの選択まで、スムーズにかちっとはまった一日でした。

1時間という限られた時間の中でパーソナルトレーニングを行っていただく方にとって、最大限のプラスとなるようなものをご提供するのがパーソナルトレーナーの仕事なので、今日くらいの仕事が毎回当たり前でなければならないのですが、時にポイントをつかみきれず右往左往してしまうことも正直あります。

何よりクライアントさんの利益こそが大事なのですが、そこに毎回しっかりと行きつくためにも、トレーナー自身のコンディションも常にいい状態でなくてはなりません。栄養と休養、そして当然の運動(トレーニング)は基本中の基本として心清らかに、体健やかに、魂正しく生活して、常にいいエネルギーをご提供できる存在であるよう努めたいと思います。

いきなりやってきた冬の寒波ですが、近年鹿児島の秋はあっという間の短さです。
明日も寒くなりそうです。みなさんも体調管理にはどうぞご注意ください。





  


Posted by ちん at 21:56Comments(0)コンディショニング

2009年11月14日

ヒップアップへの道のり

空気の澄んだ雨上がりで、青空を背に灰のない桜島が綺麗でした。
今日は久しぶりに錦江湾でイルカたちの姿も見えて、とても気分よく過ごせました。


さて今日はジムにて、「ヒップアップ」が目標だという女性のお話を伺いました。
はいはい、ワタクシ、ヒップについてはちょっとうるさいですよ。

海外のモデルさんのようなヒップが理想だということでしたが、いろいろお話しながら私がちょっと骨盤前傾・腰椎伸展位(いわゆる出っ尻)をとると、「おわっ、お尻が上がった!」と言われました。

ヒップアップしたお尻をつくるには、単純にお尻の筋肉を鍛えるトレーニングをすればいいというわけではありません。脊柱から骨盤の、腰背部のカーブがまずはきれいに出ているかが肝心です。西洋人やラテン系の方と違い、日本人はのっぺりした脊柱のタイプが多いですし、骨盤後傾で脊柱屈曲、猫背という方だとそれだけでヒップトレーニングの効果を出すのは大変です。

まずは骨盤調整から股関節周りを整え、その他しっかりと体軸を整えてからトレーニングを行うことが大事になります。そして、いわゆるコアの安定強化が欠かせません。

マシントレーニングにしても、説明に「ヒップ」とあるからと、ノーアップでせっせとアダクターやアブダクター(股関節の開閉動作トレーニング)のマシンに取り組む方が多く見受けられるのですが、そういう方に限ってお尻の筋肉を適切に使えていないように感じます。アダクターやアブダクターは、ヒップといっても股関節の内転・外転という意味で使われているので、上手にやらないとお尻はぺったんこで太腿の外側ばかりが広がってしまう・・・なんてことになってしまいます。けっこう多いですよ、こういういタイプの方が。

かの筋肉博士、東京大学大学院の石井直方教授も著書の中で「ヒップを鍛えたければ、デッドリフトを行うべき」と言われています。

大いに賛成ですね。デッドリフトやスクワットなどのベーシックなトレーニングで、脊柱のラインを正しくとってヒップにきっちり刺激を入れればかなりの効果が期待できます。


こんなことを、三分の一くらい前述の女性にお話させていただきました。そしてありがたいことに、次回パーソナルトレーニングを受けていただけることになりました。

しっかり手応えを感じていただけるように、お手伝いさせていただこうと思います。

  


Posted by ちん at 22:06Comments(0)トレーニング

2009年11月13日

全日本ユニフォーム

サッカー日本代表の新ユニフォーム、巷の評判同様、私も今ひとつ・・・という感想でした。サッカーで喉もとにレッドカード風の切り替えというのが何ともシュールです。今日スポーツ店で実物も見ましたが、やっぱりそれほどインパクトを感じませんでした。

これまではインナーに使用していた素材の、身体にぴったりフィットするタイプのものも作られていて、選手が希望するほうを選択希望なんだとか。でもあのピタピタのほうはレプリカ売れないだろうなぁ。

でも、ちょっと考えてみると、ユニフォームに魅力がないのではなくて、代表チームそのもののパワーが落ちているせいではないか、ともいえそうです。マッチメイクのせいもありますが、国際試合の内容もここしばらく今ひとつが続いていますし、監督の好みもあって選ばれる選手にも大きな希望を見出せる存在がなかなか出てきません。

制服、ユニフォームというものは、それを身につける存在に強く憧れや尊敬の念を抱けるかどうかで価値が決まってくると思います。消防士、パイロットやスチュワーデス、警察官などは典型でしょう。プロスポーツのユニフォームも、もちろん同じですよね。

ひとつ頑張って、本当に世界を驚かせるワールドカップベスト4くらいになってくれれば、それは誇れるチームのユニフォームになるというものです。南アフリカ遠征、どうなるでしょうか。


ちなみに、今やっているバレーボール女子の今度のユニフォームはいいと思います。何より白と赤の「ナショナルフラッグカラー」というのがよいではありませんか!代表チームの基本中の基本です。これを尊重しているユニフォームは、ほとんど格好いいと思えます。

野球のWBCのものなど、紺色が多いのはなぜなんでしょうね?

  


Posted by ちん at 21:45Comments(0)スポーツニュース

2009年11月12日

「AからZずい」ないもけん

灰流しの雨の翌日、早速の降灰直撃でしたが、その立ち上る灰や周りの雲がなんとなく龍の形に見えました。見上げるたびにそんな感じで、今日1日で3回は龍を見た気がします。
・・・と、少しでも前向きなイメージでとらえようと思います。


さて、前回に続いて書籍の話題です。
私はビジネス書というものをほとんど読みません。理由はいくつかあります。まず一般にビジネス書というのは都市圏のそれこそまさに営利追求資本主義ベースというものがほとんどで、田舎で直接参考になるものではないこと。特に成功事例やハウトゥーものならなおさらです。
それよりも大きな理由は、個人的に「金儲け本」というのに単純に魅力を感じないということです。

いやいや、もちろんお金は大事ですよ、アヒルやネコが言うように「よ~く考え」なくても。(ネコは言ってないか…)

そんな私ですが、書店で平積みにされていた1冊の新刊書に目がとまりました。


『利益第二主義』  過疎地の巨大スーパー「A‐Z」の成功哲学
 牧尾英二著 ダイヤモンド社

そうです、鹿児島ケンミンなら誰もが知っている(先日も某ケンミンショー番組で紹介されてましたね)、あの巨大スーパーの社長さんの本でした。(私も3号店の隼人店には2回ほどいったことがあります。ハイ、とにかくでデカいです。)

タイトルに魅かれて、自然に手にとっていました。表紙カバーの裏に、本文からの抜粋でこうありました。
(前略)それならば、儲けを優先するのではなく、地域の生活者を優先しよう。都会から見放された過疎地でも、人々が便利に生活できるようにお手伝いできないか。道路、上下水道、電気などのインフラと同じように、小売業という立場から「日々の生活のお手伝い」ができないか。そのために身を投じてみようと決意し、覚悟を固めました。

表紙カバー裏 ‐本文より抜粋‐欄より引用


地方の過疎地に超大型店を出店させようとした動機や、第一号阿久根店でのさまざまなエピソードの中からも、上記のように「利益第二主義」で、徹底した生活者本位、消費者本位の取り組みが盛りだくさんに綴られています。

「効率主義」「営利主義」「資本原理主義」、などなど、鹿児島ではそれほど肌で感じなくても、メディアに乗る情報にはいかんともしがたい違和感を覚えていました。

田舎の過疎地だからこそできる、逆にやらなければならない取り組みというものがあるんだということをあらためて教えられました。


パーソナルコンディショニングトレーナーとして、私も常々「お客さま本位」を旨としているつもりではありますが、まだまだ至らぬ点が多く、結果としても成功しているとはいえません。大事な勉強会に参加するための資金も、残念ながら急ぎの支払いに回さざるを得なくなってしまいました。生活していく上での結果は出さなければなりませんが、厳しい現実に阻まれています。

とはいえ、自分の中では信じる道を前向きに進んでいるつもりです。牧尾社長のこの本にも、こうありました。
 「正しきによりて滅ぶるものあらば滅びてもよし。断じて滅びず」 



・・・薩摩の先人のことばに勇気づけられました。  


Posted by ちん at 22:09Comments(0)書籍・番組

2009年11月11日

チャクラは語る

先日触れた「ロコモティブ・シンドローム」について、産〇新聞の記事がありました。(参照)

今回は、書籍の紹介からです。
『七つのチャクラ~魂を生きる階段 本当の自分にたどり着くために』
キャロライン・メイス著 サンマーク出版

先日市立図書館に行った際、既に文庫版も出ているこの本が新刊コーナーにありました。目にとまったということは、今読んでおけということなのかなと思い、借りて読んでいました。

示唆に富む記述が満載で、さすが名著だなぁと感じていました。


そんな流れで、あるパーソナルコンディショニングで顎関節に弱化を感じる方がいらっしゃいました。奥歯を噛む方向での弱化だったのですが、ふとこの本のことを思い出したんです。

チャクラとはサンスクリット語で「車輪」の意味で、基本的に人間の身体に七つあるといわれているエネルギーセンターです。最近では、第8のチャクラとか、第13チャクラまであるとかいう見解もあるようです。グラウンディングに欠かせない第1番の根のチャクラから、霊性にかかわっているとされる第7チャクラまで、それぞれが綿密に関係しているといわれます。


奥歯を噛みしめるほどの、内に秘めた怒りの感情・・・第3チャクラの問題です。顎からたどってみると、確かに第3チャクラに対応する横隔膜などの臓器に反応がありました。ここにアプローチしてみると、あっという間に体軸が整ったんです。

骨格と筋肉、そして内臓は三すくみで関係している、ということを常に意識してクライアントさんをみるようにしていますが、最近はこのチャクラという概念も重視しています。

筋バランスや骨格バランスと同様に、チャクラバランスなどのエネルギー領域にも、今後は必然的に注目が集まるときがくるでしょう。

これからも、少しづつでも学んでおきたいと思います。

  


Posted by ちん at 22:20Comments(0)コンディショニング

2009年11月09日

ロコモティブシンドローム続き

「運動器症候群」という名前の「ロコモティブシンドローム」、ロコモの続きです。
ロコモを提唱した日本整形外科学会によると、次の7項目のうち1つでも当てはまればロコモが疑われ、整形外科医のチェックを受ける必要があるそうです。

① 片脚立ちで靴下がはけない
② 家の中でつまずいたり滑ったりする
③ 階段を上るのに手すりが必要である
④ 横断歩道を青信号で渡りきれない
⑤ 15分くらい続けて歩けない
⑥ 2kg程度の買い物(1Lの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である
⑦ 家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である


けっこう厳しい基準だと思います。というより、①だけがかなり高いハードルのように思えます。フィットネスクラブで元気に汗を流す方の中にも、これができない方はかなりいるはずですから。

もともとこのロコモティブシンドロームというのは、高齢化社会の要介護リスク対策として生まれたものなので、自分の身体をしっかり支えて動かすことができる、それこそ自律と自立のための指標といえます。

メタボ(メタボリックシンドローム)と同様に、ロコモについてもやはりアクティブな自動運動こそが何より大事になります。高齢者だけの問題ということではなく、若いころからの適切な運動の積み重ねが肝心なのです。

そしてその運動については、お医者さんはもちろんですが我々運動指導者こそが現場で直接その重責を担う存在となるわけです。

ロコモに関するいろんな情報に触れて、あらためて身が引き締まりました。  


Posted by ちん at 21:53Comments(0)コンディショニング

2009年11月07日

オーバートレーニングにご注意を

前回挙げたロコモティブ・シンドローム、略してロコモについては、日を改めて書くことにします。

今日はちょっと気になったことがありました。

ジムで会員さんとお話ししていて、少しお疲れ気味だという方がいらっしゃいました。その時はそれだけで深く掘り下げはしなかったのですが、あとから思いだしてみて「しまった!」と思ったんです。

「かかとが痛む」
「血液データも若干落ちていた」

確かこういったことを耳にしていたんです。

かかとの痛みは貧血の方に出る症状とも聞きますし、まして実際血液のデータでも裏付けがあったわけです。より細かく、休養などをおすすめすべきところでした。

結構同じような方は少ないように感じますが、ヘヴィユーザーの会員さんにはオーバートレーニングの危険性がたっぷりです。今回の方もとても熱心な常連さんで、スタジオレッスンを1日に何本もこなされる方でした。
(あとからチェックしてみると、やはり腎臓や副腎にも弱化反応が感じられました。)

パーソナルのクライアントさんなら、責任としてトレーニングの量の調節ができますし、内臓などにリカバリーのためのコンディショニングを施すこともできるのですが、スタジオ派の会員さんだと一方的にレッスン参加を控えてくださいということもできず、何とも複雑な思いです。

好きなレッスンを思う存分楽しんでいただくのはもちろん喜ばしいことなんですが、時に冷静に体調を感じて適切に休養も入れていただけると、より一層充実したクラブライフをお過ごしいただけるのと思います。


休養と栄養はもちろんのこと、定期点検程度でもパーソナルトレーナーのコンディショニングを受けていただけると言うことないのですが・・・  


Posted by ちん at 22:22Comments(0)コンディショニング

2009年11月06日

「メタボ」&「ロコモ」

今年の桜島の爆発回数が400回を超えたそうです。年間の最多爆発回数は、1985年の474回だそうですが、なんと先月ひと月だけで102回も爆発していたそうで(たしかに灰がすごかったし…)、この勢いが続けば記録更新もありますね。
あまり嬉しい新記録ではありませんが・・・

さて最近、「ロコモ」ということばを何度も見聞きしています。

ロコモ、というとなんとなく思い浮かぶのは、♪カモンベィベ ドゥザ ロコモーション~♪ の歌だったりするのですが、ここでいう「ロコモ」とは、正式には「ロコモティブ・シンドローム」というものです。(Locomotive Syndorome;運動器症候群)

そもそも、「運動器」って何?という感じですよね。簡単にいうと、筋・骨格・神経系の総称ということです。この運動器がLocomotive Organということで、この運動器の機能不全により要介護状態および要介護リスクが高まった状態のことをロコモティブ・シンドローム、略してロコモというそうです。

ちなみに、シップ薬のコマーシャルでちらっと出るように記憶していますが、2000年から2010年までは国際的に「運動器の10年」となっています。(11年ですけど…)

このロコモを打ち出したのが、日本整形外科学会です。

一方、対する?内科系の「メタボ」、メタボリックシンドロームの後ろ盾には日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会の8学会があるそうです。

まぁ新しい病気(ホントは違いますが)をつくって医療費がますますかかってしまうようでは困ります。

運動器の問題はもちろん、内臓のはたらきや内分泌系の問題まで、幅広く守備範囲にしているのが我々コンディショニングトレーナーです。メタボもロコモもぜ~んぶひっくるめて、「体軸」という観点から包括的に捉えています。
お医者さんも楽にしたいですし、医療費削減にも貢献したいです。何より一人でも多くの方が元気に過ごしていただけるよう、トレーニングとコンディショニングに日々精を出しているところであります。


ロコモについては、おもしろそうなのでちょっと広げてみたいと思います。


  


Posted by ちん at 23:00Comments(0)