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2010年12月30日

拒食症女性の訃報に思う

今年の総括で年内のブログを締めようと思っていたのですが、ショッキングなニュースが出ていたので、まとめは明日の大晦日にすることにします。

「激やせ」仏元モデル死去‐拒食症啓発ポスターが物議
(検索してください)

2007年、報道された拒食症啓発ポスターで見た全裸姿に衝撃を受けました。フランス人女性イザベル・カロさん、165cmの身長に体重はわずか30kg足らず。そのショッキングな姿に、その後ご当地フランスやイギリスでポスターの掲示が禁止されたということも報道されていたのをおぼえています。

まさに先週のことでしたが、あるテレビ番組で彼女の特集があり、たまたたま観ていました。拒食症の原因は(半ば心を病んだ)母親からの歪んだ愛情でした。幼少期から8年にも及ぶ自宅軟禁状態だったこと、いわゆる不倫の子で、実の父親は育児放棄と、本当に涙が出そうなくらいの環境が生んだ病でした。

親戚によってようやく軟禁を解かれたあと、自由を謳歌しているように報じられていましたが、なぜその段階で一人暮らしをさせたのか疑問でした。婚姻に縛られない男女の関係が認められているということも合わせ、やはりフランスという個人主義・自由主義のお国柄ゆえなのだろうという話をしていました。日本であればそれこそ「心のケア」が行き届く環境で時間をかけて見守ってあげるだろうに、と。自由にさせることだけが愛情ではありません。

それでも母親のことを悪く言わず、少しづつ少しづつ前向きに拒食症に向かい合って新たな人生を歩み始めたイザベルさんは、今回そのテレビ番組で日本を訪れ、スタジオで拒食症に対する啓発のメッセージを送っていました。ほんの少しでしたが回転ずしなども楽しんでいました。

そのイザベルさんが亡くなったのは、11月17日と出ています。そして番組の放送は12月22日!・・・二重のショックです。ネット情報では、海外メディア(BBC)から「東京で」亡くなったという報道があるそうです。長時間のフライトなど、来日の負担が影響していないとはいえないのかもしれません。

何より、ご冥福をお祈りいたします。


今回の報道と直接関係はないのですが、私は常々、本来の意味から逸脱して美容目的中心の扱われかたに不快感を覚え、必ず括弧つきで「ダイエット」と表記しています。
今回の拒食症や逆の過食症に至っては、メンタルやスピリチュアルな側面のほうがはるかに大きいわけで、扱うべきジャンルが全く違います。そういうケースも一緒くたに扱うメディアの責任は重いと考えています。思春期に誤った情報から過激な「ダイエット」に走り、身体の形成が不十分な若者が大人になることがどれだけ恐ろしいことか。

減量も増量も、単に摂取カロリーと消費カロリーの数字上の計算だけではないということを、私自身もこの一年で実際に感じてきたところでした。詳細は控えますが、主にスピリチュアルな背景から、来年は少しづつ体重を軽くしていくことになると思います。

私のところには、体重管理を主たる目的とする方はいらっしゃらないのですが、表に現れていることだけでなく、その背後や深層にあるかもしれない物事にまでセンサーを行き渡らせ、ホリスティックなアプローチで確実に成果を上げていけるようになりたいと思います。



一夜明けて、各局でイザベルさんの訃報が取り上げられていました。

あるスポーツ紙によると、テレビ番組の収録は11月6日都内のスタジオで、「変わった様子はなく元気だった」(番組関係者談)そうです。

英BBCニュースでは、イザベルさんの演技指導者の談話として、「東京での仕事からフランスに帰ってから亡くなった」と出ていいますし、スイス人の友人談として、イザベルさんは「急性呼吸器疾患で15日間入院していた」とあります。
彼女の死が明らかになるのに何故長い時間がかかったかは不明であると、BBCも伝えています。

米CNNでは、イザベルさんが入院していたというEメールをこのスイス人の友人が受け取ったのは9月だったとあります。彼女の死を知ったのはネットを通じてであったとありますし、彼女のエージェントも報道でその死を知ったと出ています。

一方、ネット百科事典ウィイペディアでは、「急性呼吸器疾患で約2週間の入院の後、日本の東京で死去。死因の詳細は不明のまま」とあります。妙なのは、このウィキペディアは英語版の記載で、日本語版では「イザベル・カロ」さんに関する記載がない(あるいは削除されている!?)のです。

フランスに帰国後に亡くなっていて、イザベルさんの家族(ネグレクトの父親らしいですが)が公表を遅らせたのであれば、日本側も知らなかったということですみますが、本当に日本で亡くなっていて、番組放送のために情報を隠蔽していたということであれば大変なことです。番組では後日譚やお悔やみテロップ、ナレーションもありませんでしたし、知らなかったのだと信じたいですが。

真相は藪の中となってしまうのでしょうか・・・。





Posted by ちん at 18:27│Comments(0)
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