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2011年02月27日

東京マラソン雑感

東京マラソン、夕方のBS再放送で見ました。

純粋に走りたくても抽選漏れする一般ランナーを思うと、メディア抱き合わせの「著名人」カテゴリーには相変わらずいい気はしませんね。
猫ひろしくらいとまでは言わずとも、少しはトレーニングしてから臨んでほしいです。イチかバチかの飛び込み参加は失礼以上に危険ですから。

その猫ひろしはすごかったですね。自己ベスト更新の2時間37分43秒ですって。ジョガーからファンランナー、そして今やシリアスランナーです。

さらにすごかったのは、男子3位に入った川内優輝選手です。
(NHKニュースでは「選手」ではなく「さん」づけでした)
公務員の市民ランナーが、多くの有力実業団選手を押さえて堂々の世界選手権内定基準を満たす自己ベストの更新で、まさにあっぱれ!でした。
最近のマラソンは日本人選手が優勝争いに絡むことなく、後続集団で日本人トップを争うという寂しい時代が続いています。そんな中、1シーズンに2レースも3レースもフルマラソンを走る川内選手が10分を切って2時間8分台を出したということは、駅伝偏重で停滞する(ある意味ガラパゴス化!?)実業団中心の日本長距離界に一石を投じるニュースバリューだと思います。

有給で世界選手権、かっこいいじゃありませんか。

一方、女子は初マラソンのワコール樋口紀子選手が2位で日本人トップでした。「その他の注目選手」扱いだった樋口選手、初マラソンの28分台は今後に期待が持てますね。渋井選手はトレーング不足を承知の上での今日の結果は割り切れるでしょう。

少し主題とずれますが、今後に期待といえば先日の横浜国際マラソンで優勝したのが第一生命の尾崎好美選手でした。第一生命とワコールの共通項、それはサプライヤーがadidasだということです。
私が個人的に好きだからということではなく、専門家筋でも今後adidasのシューズを履く選手の活躍が増えるだろうと予想されているという記事を目にしていました。
期待の理由はというと、かつてasicsで多くのメダリストやプロ選手をサポートし、現代の名工にも選ばれているシューマイスター三村仁司さんが、asicsを定年退職後にadidasの専属アドバイザーに就任しているからです。三本腺の「三村スペシャル」を履くアスリートが、ロンドンの星になるかもしれません。男女とも1段2段の記録の底上げは必要でしょうが、楽しみです。


最後に、前にも触れましたが、テレビの中継手法にモノ申す。
相変わらず不要なアップが多い!
苦悶に満ちた表情でと煽り実況で感動の押し売りをしたいのでしょうが、至近距離のバイクカメラは選手もいやでしょうし、見る側も顔のアップは要りません。選手間の間合いや距離感が見たいですし、身体全体と写さないと動きの変化がわかりません。
実際今日も、レース後半まで女子のトップを走っていた渋井陽子選手の身体が左右に揺れ始めたころ、上半身アップで左のお腹が抜けてきているのがわかりました。小腸への反応までは追えましたが、引きの映像になってやっと、大腿四頭筋の弱化まで確認できました。ほんの数十秒なのですが、勝負所でのポイントが見られるかどうかが大事なんです。実際、前半はウェイトオーバーで張っていた太ももが、遅れて足が出なくなってからはみるみる細くなっていきましたから。あれが疲労というものなのでしょうが、その過程を追う権利を視聴者から奪わないでほしいです。画面の切り替えが多くて見にくいのも、この局の悪い癖です。

バラエティ番組ならどうでもいいですが、スポーツはちゃんと見たいですものね。


なんだかんだでいろいろ言いたいことも出てきますが、ともあれ、花のお江戸を駆け抜けたランナーの皆さん、お疲れさまでした。





Posted by ちん at 22:41│Comments(0)
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