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2010年03月08日

イショセイシボウ?

メタボリックシンドロームの判断基準のひとつとなる腹囲をめぐる見直し論が出ているようですが、お医者さんの学会によっていろいろ言い分はあるようです。

どうせまた、何か新しい基準(というか悪物)を作り出していくんだろうなと思っていましたが、土曜日の夜にNHKで放送されたドキュメンタリーでやっぱり出てきました。

その名も「異所性脂肪」だそうです。

筋肉や内臓に直接付着して、その働きをも冒していくというんです。

ただ、番組そのものがかなり大雑把なつくりと言わざるを得ませんでした。BMIが理想値(22前後)のスタッフが中性脂肪が高く、太鼓腹でBMIが30を超えるスタッフのほうが血液データが良好で「健康」というところから入ったはいいものの、その時の食生活や運動習慣は一切出てこず、さらに続けて出てきたのは大相撲の力士でした。彼らのような特異的な食・運動習慣をとる人たちを一般人と並べるだけで、比較・検証がないんです。

「メタボ」は内臓脂肪を主に問題視しています。今回の番組(「追跡AtoZ」)では、日本人は「皮下脂肪」がつきにくいため「異所性脂肪」がつきやすい、のだそうです。ただ、内臓脂肪と皮下脂肪、そして異所性脂肪についての解説がどうも不十分なまま、異所性脂肪には「強い毒性」があるといいます。

私の理解力がないのかもしれませんが、どうも腑に落ちません。付着部位が違うだけで同じ脂肪細胞でしょ、毒性なんてあるの?・・・と思ってしまいます。太っていたほうが健康、という前半の仮説はどこへやら、後半では「日本人は皮下脂肪の貯蔵能力が低いため、少し太っただけで異所性脂肪が蓄積し病気になりやすいと考えられる」となりました。また、糖尿病もちの男性が、薬を使うなどして5kgほど太ったら血糖値が良くなった、という例も出ていましたが、そのことが後半どこにもつながっていきませんでした。

どこかでしっかり説明してくれるのを期待してたのですが、結局最後に対策として挙げられたのは、
①肉より魚など、油ものを減らして野菜を食べる
②1日1万歩のウォーキング
これだけでした。詳細もなく、3日間続けただけで大幅に異所性脂肪が減ったとそれだけです。これではいかんでしょう。

しっかり運動してヘルシーなちゃんこ(食事)を摂ること、結局はそこがカギだったはずです。

知識のない一般の方は、「異所性脂肪っていう猛毒の怖い脂肪があるんだ!!」と刷り込まれたことでしょう。
最近偏向・誘導性のある放送があるからなぁ・・・


数値と画像で判断され、薬で調整される健康には、あちこちに落とし穴があるということを、生活者としてきちんと理解しておくことが大事になります。ちなみに、前述した糖尿病の方ですが、投薬して体重を増やした前後では明らかに「使用前」のほうがエネルギー的な体軸がとれていると感じました。血糖値や血中脂質の値が高くても、エネルギー的にはいい状態ということは少なくないのですが、今の医療常識ではそういう意見は通らないので困ってしまいます。


私はいつもの「体軸」という私なりのご提案で、皆様の健康づくりをお手伝いさせていただきたいと思います。

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Posted by ちん at 21:41│Comments(0)健康一般
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